【MLB】大谷の打球音に敵捕手唸る Aロッド、オルティス、トラウトと共通の「独特な音」
大谷が響かせる打球音に強打者との共通点? 相手捕手が証言
今季メジャーデビュー後、二刀流として全米でセンセーションを巻き起こしているエンゼルスの大谷翔平選手。対戦したツインズ捕手は「打者・大谷」について、特別な選手だけが響かせる「快音」に着目。大谷の同僚で2度のMVPを誇るマイク・トラウト、メジャー史上4位の通算696本塁打を記録した元ヤンキースのアレックス・ロドリゲスら名打者と「同格」と称賛している。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」電子版が報じている。
同紙は、トラウトが11日(日本時間12日)の本拠地ツインズ戦の9回2死で放ったショートへの強烈なライナーについて、打球速度が118マイル(約190キロ)を記録したことを特集。これはMLBのデータ解析システム「スタットキャスト」が運用された2015年以降、エンゼルスの選手として最速だったという。また同期間で118マイル以上を記録した打球はわずか18回で、トラウトのライナーはその中で唯一アウトとなったことも紹介した。
記事によると、この打球についてツインズの捕手ボビー・ウィルソンも驚嘆の声をもらしたという。以前、エンゼルスにも所属していた35歳のベテランは「ベースの後ろに座っていて、あんな打球音を響かせることができる人間は一握りしか知らない。それはデービッド・オルティス、アレックス・ロドリゲス、そして、トラウトだ」と評したという。
オルティスは「ビッグ・パピ」のニックネームで愛された元レッドソックスの英雄。Aロッドもメジャーを代表するスラッガーで、史上4位の696本塁打を記録した。
ウィルソンはトラウトの打球音について、近年引退した2人の強打者と比較した上で、そこに「Shohei Ohtani」の名前も加えたという。同捕手は「そういうスペシャルな選手はいるんだ。私はオオタニも同格に入れる。バットがしなり、バッティンググローブは破れ、ただただ音が違うんだ。限られた選手からしか聞くことができない独特な音なんだ。そういう選手は本当に、本当に優秀なんだよ」と語っている。
大谷はツインズとの4連戦の最初の2試合に野手としてスタメン出場。5号本塁打を含む8打数3安打2打点と活躍した。その打撃を間近で目撃したベテラン捕手は、そのバットが響かせる「音」に強打者との共通点を感じたようだ。(Full-Count編集部)