【GW特集「お好みソース万能説」】 6日目:検証!揚げドーナツにお好みソースをかける
「お好みソース」のポテンシャルを検証する、ゴールデンウィーク連続企画「お好みソース万能説」。初日に説明した通り、オタフクのお好みソースはデーツ由来のコクのある甘みが特徴だ。基本的にはおかずにかける調味料であり、当然甘み一辺倒ではなく塩気があるが、黒糖やキャラメルのような気配もある。ということは、案外お菓子にも合うのではないだろうか。
しかし、無秩序にお菓子を買って適当にソースをかけているだけでは、単なる邪道食いごっこになってしまう。本シリーズのコンセプトは「お好みソースはどんな揚げ物にも合う」であり、今回はプリンやアイスにお好みソースをかけるのではなく、揚げドーナツを用意した。
ここにチョコレートソースかのようにお好みソースをかけていく。
見た目、香りともにかなりの高評価だが
「黒蜜揚げドーナツです」と出されたらそのまま納得しそう
見た目は普通におやつである。知らなければ黒蜜か何かだと思うだろう。ドーナツの甘い油の匂いとソースの匂いが混ざって、みたらし団子のような香りになっている。
「香りは期待できますね」
「ウスターソースとかだと見た目がアウトだと思うけど、これはいけそうです」
試食メンバーも期待の声を挙げた。これはかなりいけるのでは......。
「いけないやつですね、これは」
「最初の一口はありかなと思ったんですが、食べ続けると砂糖の甘さとソースの甘さが喧嘩してばらばらになっちゃいます。甘さが控えめのドーナツならいけたかもしれないですね」
女性記者にも試食してもらったが、「ソースをかける意味がわからない」と冷静なコメントが返ってきた。ソースの甘みは悪くないのだが、砂糖の甘みと噛み合わないのだ。
素材選びのミスともいえるが、お好みソースの安定感から生まれた記者の慢心もあった。悲嘆に暮れる記者がK編集長にも差出したところ、「酒には合うかも」と意外な反応を見せた。
「ウイスキーとか焼酎のような癖がある酒なら、案外悪くないと思います」
確かに、揚げたてのドーナツになら、お好みソースをかけてつまみにできる気もする。アメリカンドックの衣だけ食べている感覚かもしれない。難点があるとすれば、家庭で揚げたてのドーナツを用意する機会があまりなさそうな点か。当然だが、用意したソースドーナツは完食した。
最終日となる明日(5月6日17時配信予定)は、これまでの検証結果を踏まえながら、我々にとって「お好みソース」とはなんなのか、深く考えたいと思う。