【ファンキー通信】日本とオランダどっちがクサい? 田舎のニオイ対決!

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 都会の雑踏の中で毎日セカセカ働いていると、のんびりした田舎に憧れを抱くもの。出張などで少し郊外に行くと、「この田舎臭いニオイ、懐かしいぜ・・・今年の正月は久々に里帰りでもするかな〜」なんて。青臭いというか緑臭いというか、何とも表現し難い「田舎のニオイ」を恋しくなることあるでしょ? たまには嗅ぎたいあのニオイ、オランダではなんと香水として売り出されるらしいのだ。

 その香水は「L'essence de Mastenbroek」という、オランダ北西部にある村と同じようなニオイがするのだそう。だから香水の名前もそのまま「L'essence de Mastenbroek」。製造元の話によれば、干し草と牛のニオイ、ハーブとスパイスをミックスして作られたとか。「田舎といえば家畜!」というようなイメージもあるので、「牛のニオイ」というのが何ともリアル! 田舎のニオイがかなり正確に再現されていそうだ。

 そんな故郷を思い出させるような田舎香水、日本にあってもおかしくないんじゃないの!?ということで、早速検索。やっぱりありました!

 その名も「田舎の香水」。ラジオ局のFM群馬が、開局20周年記念キャンペーンの一環として制作したものだ。

 「群馬は山や川が豊富で、自然に恵まれている。山の方へ行くと家畜などがたくさんいて、たい肥臭いんですよ。そのニオイのことを地元では、通称『田舎の香水』と呼んでいます」(FM群馬・野口さん)。
 ということはその「田舎の香水」も、たい肥臭いんですか!? 

 「そんなわけないじゃないですか!(笑)たい肥臭い=田舎の香水というのはあくまでもイメージで、実際の『田舎の香水』は和のお香のような、いい香りがしますよ。最初はニオイがきつくて、若干臭いですけど・・・」(同上)。

 「香水」という名前は付いているが、実はこれ本当の香水ではなく、車の中などにぶら下げる芳香剤。「地域の香りにあふれた放送」というテーマのもとに、県内にあるさまざまな香りをイメージして調合したのだとか。

 県内の香りって、いったいどんなニオイなのかというのも気になるが、このハードボイルドなオジさんキャラクター(写真参照)も気になる。彼、いったい誰なの?

 「20周年キャンペーンのテーマが『ツナガリズム』ということで、それにちなんだイラストを今回コラボレーションしている、元祖『ヘタうま』イラストレーターのテリー・ジョンスンこと、湯村輝彦さんに描いてもらったんです。その中にあったハードボイルド男のイラストをそのままモデルにしました。別に社長の似顔絵とかじゃないですよ」(同上)。

 それにしても、オランダの田舎と群馬の田舎、同じ田舎でもニオイは一緒なのだろうか? 嗅ぎ比べてみたいものである。(文/verb)

FM群馬 http://www.fmgunma.com/