本田圭佑、衝撃のメキシコデビュー弾に再脚光! リーガMX前期の“特記事項”に堂々選出

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8月のベラクルス戦で決めたメキシコ移籍後「初出場初得点」が、前期総括に登場

 リーガMX(メキシコリーグ)はこれまで日本にとって馴染みの薄い場所であったが、FW本田圭佑の加入により、一気に注目度が増した。

 欧州で活躍した選手が新たなプレーの場とするケースも増えた同リーグの前期を、スペインメディアが総括。“特筆すべき出来事”のなかに、本田のデビュー戦ゴールが堂々の選出を果たしている。

「2017年のリーガMX前期が我々に残したデータ、統計、珍事…」と見出しを打ち、「数え切れない喜びと苦い思い出を残した」と振り返ったのは、スペイン紙「マルカ」のメキシコ版だった。

 リーグ制覇7回を誇る強豪プーマスは昨季後期に17位と低迷したが、今季初戦でパチューカに1-0で勝利。9月に起こったメキシコ地震でリーグが中断したことなど、チーム、選手、リーグの事象など計27個が挙げられているが、そのなかに本田も登場する。

 2017年8月22日――。右ふくらはぎの肉離れが癒えた本田は、第6節ベラクルス戦(4-1)の後半12分から途中出場。登場から15分後に鮮やかなドリブルシュートを叩き込み、初ゴールを挙げた。当時、衝撃のデビューは地元メディアでも大きく取り上げられたが、記事では「日本の“爆弾”ケイスケ・ホンダが、第6節ベラクルス戦でデビュー。この日本人は後半12分にアンジェロ・サガルに代わってピッチに立つと、後半27分にリーグ初ゴールを決めた」と振り返っている。

1月に始まる後期でどんなプレーを見せるか

 本田はその後、10月のコパMX(メキシコカップ)16強のサカテペク戦で強烈ミドルシュートのゴラッソを含むメキシコ移籍後初の1試合2得点。12月のFIFAクラブワールドカップ(W杯)でも、準々決勝のアフリカ王者ウィダード・カサブランカ戦(1-0)、準決勝の南米王者グレミオ戦(0-1)と延長戦までもつれた2試合にフル出場し、チームの“世界3位”に貢献した。

 クラブW杯終了後には今冬の移籍を否定した本田。18年1月に始まる後期でどのようなプレーを見せるのか、注目が集まる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images