世の中はすっかりクリスマスシーズンに突入してしまった。ユーミン「恋人がサンタクロース」、山下達郎「クリスマス・イブ」など定番のクリスマスソングを、聴かない日はない。大学のキャンパスにも競い合うようにクリスマスツリーが立てられ、とくにキリスト教系の私立大学では、とりわけ見事なツリーが人々の注目を集めている。

そんな中、次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。

写真はクリスマスツリーどころか、門松である。おや、早くもお正月の準備かい、と驚かされる。「国立佐賀大学」というコメントが添えられている。

「さすが佐賀大。随分先を見てるっす」


佐賀大学美術館(Pekachuさん撮影、Wikimedia Commonsより)

ツイッターにはこんな声が寄せられている。

「佐大は一歩先を行ってるから...」「さすが佐賀大。随分先を見てるっす」といった感想。クリスマスの一歩先は、やはりお正月、というわけか。

上は、昨年12月のツイートだ。「佐大恒例の門松」というコメントが付けられている。かなり前からの習慣であることがわかる。

こちらは2015年。

大学の公式サイトや過去の新聞記事(読売新聞2014年12月14日付朝刊)によれば、設置が始まったのは2006年からで、現在のように佐賀大学美術館横に設置されるようになったのは、2013年12月から......。もう今年で5年目だ。

毎年、職員有志が竹の伐採から行い、ハンドメイドで作り上げるという。

クリスマスなんかに目もくれない、お正月重視の姿勢には、感心するしかない。