「旭鷲山が喋れば喋るほど混乱」 テレビで「噛み合わない」会話にイライラ
元小結・旭鷲山氏が2017年12月7日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)に出演し、元横綱・日馬富士の暴行問題についてコメントしたが、出演者といまいち会話が噛み合わず、ツイッター上では「サッパリ何を言ってるのかわからなかった」と呆然とする声があがった。
旭鷲山氏は暴行問題の発覚当初、被害者の平幕・貴ノ岩と直接電話で話したとして注目されていたが、その後発表された日本相撲協会の中間報告の内容とは食い違いも多かった。
「それぞれの目で見て、耳で聞いていたことが、違ったんじゃないですかね」
旭鷲山氏は11月23日当時、貴ノ岩と電話したとして「みんなで話しているときにちょっとだけ携帯をいじったら、急に日馬富士がやってきて殴り始めた」などと「証言」していた。だがその後、協会から出た中間報告は「白鵬が話しているときに貴ノ岩がスマホを操作して、日馬富士が注意した」などといった内容だった。
「ミヤネ屋」では、司会の宮根誠司さんが「当初、貴ノ岩関が旭鷲山さんに言ったことと中間報告が違うんですけども、どうお感じになりますか」と聞いた。旭鷲山氏は「結構ややこしいんですけど」などとして
「みんなそれぞれ違ったことばかり言うから。こっちも最後の最後でなんとなく分かったのが、みんな酒入っているし、カラオケでも飲んでいるし、酔っぱらっているし、電気も暗かったし、それぞれの目で見て耳で聞いていたことが違ったんじゃないですかね」
と答えていた。
また、読売テレビ報道局解説委員の春川正明氏が「いま、被害者側と加害者側の話がだいぶ違うのですが、旭鷲山さんが聞いた他の同席者はどちらに近い話をしているんですか」と尋ねたが、
「『ちょっとすごかったよ』と。僕は『どうしたの』と聞いたら、『日馬富士がみんなに怒って、貴ノ岩をぶん殴ったり』と。それを聞いて僕は何とも思ってなかったんですよ、その時は。『ああそれ当たり前だよ、相撲でもどこでもあることだから』と」
と質問の趣旨とズレたような内容だった。
「サッパリ何を言ってるのか分からなかったです」
こうした話に宮根さんは「どこでもあるって...」と苦笑いし、「何もなかったら殴らないでしょう。何かがないと」と、やや呆れていたようにも見えた。「旭鷲山さんからしたら、横綱が何か気分を害されることがあって、貴ノ岩を軽くボンと叩いたんだなという感じで、スマホがどうだとかいうやり取りはなかったんですかね」ともこぼしていた。旭鷲山氏は「全然なかったですね」と話していた。
どこかチグハグな話しぶりを視聴したツイッターユーザーからは、
「もう旭鷲山が喋れば喋るほどなんか混乱を招くんやけど」
「ミヤネ屋のコメンテーター誰も信じてない」
「旭鷲山に喋らせんなよミヤネ屋...ただただ引っ掻き回してるだけだぞ」
「旭鷲山もう出なきゃいいのに...相手が話してる事も理解してないし、質問にも答えられてないし...」
「ミヤネ屋を観てましたが、サッパリ何を言ってるのか分からなかったです。通訳が必要ですね」
といった声が続々と出ることになった。
番組では、その後しばらくの会話の後で、出演していた東京相撲記者クラブ会友・銅谷志朗氏が「旭鷲山、いま一生懸命お話になっていますけど、(現役力士だった)10年前はもっと日本語が上手かったです。それだけはちょっとカバーしておかないと」と話し、スタジオの笑いを誘っていた。