テスラModel 3、量産1号車が完成。オーナーはイーロン・マスク本人「誕生日プレゼントとして譲ってくれた」
予約台数が37万台にも登っているテスラの普及クラスEVセダンModel 3が、その量産1号車を完成しました。米国での納車開始は7月28日です。

約1年前に発表したテスラModel 3は、Model Sを広周り小さくしたようなデザインを採用しており、価格は日本円にして約400万円。我々庶民でも頑張れば手の届く価格設定が大きな魅力です。一方、航続距離は約345kmと一般的なガソリン車に比べて短め。とはいえ日常の足として使うには充分であり、早期の日本発売も待たれるところです。



テスラCEOのイーロン・マスク氏は7月2日にModel 3の量産1号車が完成したことをツイッターに写真付きで報告しました。そして、フォロワーからは気になる第1号オーナーについての質問が。これに「私だ」と答えたマスク氏、ただ社長特権として1号車を得たのではなく、予約1号の購入希望者がイーロン・マスク氏の46歳の誕生プレゼントとしてその権利を譲ったのだとか。

すでにとんでもない億万長者のイーロン・マスク氏に誕生日プレゼントをするとは、なんとも太っ腹な消費者もいたものだと思うところですが、実はその譲った当人もベンチャーキャピタル DBL Pertners の共同創設者Ira Ehrenpreis氏とのこと。

それはともかく、7月28日にはいよいよModel 3の納車がはじまります、恒例となりつつある当日イベントには30名のオーナーが招待され、ステージ上でModel 3を受け取ることになるはずです。なお、テスラは月産2万台体制でModel 3を生産供給していくとしていますが、それでも大半の予約車は2018年以降まで納車がおあずけになる見込みです。

Model 3は日本でもこの春から予約を受け付けており、予約金15万円を払えば、右ハンドル仕様車の予約ができます。