ナイジェリア2部のクラブが、所属選手を40名も一斉に解雇したという。英『BBC』が報じた。

驚きの「大ナタ」を振るったのは、1972年に1部で優勝も経験したことがあるマイティ・ジェッツFC。『BBC』によれば、なんと所属していた65選手のうち、40選手を一気にクビにしたという。そのうえで、新たに10選手を獲得するというのだから驚きだ。


元ナイジェリア代表でもあるスポーツディレクターのベネディクト・アクーグブが、『BBC』で「我々は65選手もいる大所帯だった。多すぎるし、非生産的だ。だから40選手を放出しなければならなかった」と説明している。

「今季の我々に必要なのは35選手のみ。何かを提供できる選手たちを残し、新たに10選手を加える。良し悪しの選別をするようなものだ。雰囲気は変わったし、昇格に向けた厳しい冒険にふさわしい力のチームとなった」

だが、解雇された選手のひとりは、「チームが苦しんでいたのは分かるけど、僕は本当にチャンスをもらえなかった」と、適切な機会を与えられることはなかったと主張した。

また、別の選手は「クラブはクラブの決断をしたんだろうけど、いつかジェッツと対戦し、僕を手放したことは彼らが間違えていたと証明したい」と、雪辱に燃えている。

なお、アクーグブによれば、解雇通告はこれで終わりではないようだ。

「今は昇格のチャンスがごくわずかだが、まだほかの選手たちを放出する。感傷的にはならない。目標を達成するために必要なのは、選手が大勢いるチームではなく、ベストの選手たちなのだ」