5月3日、愛媛県今治市で92歳の女性が刃物で刺されて死亡、70歳の長男も切りつけられ重傷を負った。付近では、先月26日にも81歳の女性が刺されて死亡した遺体がみつかっていた。
翌4日、警察は近所に住む30代の女性を任意で事情聴取。しかし5日にその女性が自殺しているのが発見され、ネット上では警察の捜査に批判の声があがった。

ジャーナリストの江川紹子さん(@amneris84)は、『Twitter』にて5月5日に

今朝まで「女」だったのが、自殺すると「女性」となるメディアの基準も分かりにくい…

と、朝日新聞デジタルが『Yahoo!ニュース』に配信した記事
防げなかった参考人自殺 県警「考えられることやった」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170505-00000054-asahi-soci[リンク]
のURLを貼りツイート。
6日・7日にもこちらの件に関連していくつかツイートを行う。そして、

愛媛の件で冤罪か冤罪でないか、という結論を急がれる方がいますが、そういうことは当事者はともかく、外部の者は「分からない」んですよね。「分からない」からこそ、無罪推定の原則を忘れずに、適正な捜査が行われるよう、見ていく、求めていく、ということが大事なんじゃないでしょうか。

とツイートした後、あるユーザーの

今治市の容疑者自殺、テレビが殺したのでは?5月5日の朝5時30分のめざましテレビで容疑者の自宅の詳細な位置から自転車からマンションまで全部全国放送して「この容疑者の女を容疑が固まり次第逮捕する方針です」って言ってる。そして9時に迎えに行ったら首吊ってたらしい。当たり前だろ…。

という、テレビのキャプチャ画像つきのツイートを引用し

こうした指摘も。無罪推定の原則はどこへ。

とツイートを行っている。

江川さんが引用した5月6日のツイートは、翌7日の時点で1万リツイートを超えるなどして拡散されている。そちらには、

「疑わしきは罰せずと謳っておきながら逮捕前にガッツリ全国で報道してしまうというのは今更ながらどうなんでしょうね」
「私は容疑者の段階でも推定無罪の原則から実名を公表するのは反対です。起訴された場合も無罪が推定されるが、この場合は確固たる証拠があれば可能かと。」
「…そして容疑者が自殺したら 自分らの事は置いといて 「警察ガー」「捜査ガー」ゆるせねーよ」

など、さまざまな意見が寄せられているようである。

※画像は『Twitter』より引用