オープンは深夜0時、ラストオーダー翌6時!新宿で噂の深夜食堂に潜入
新宿に深夜0時から開店する、面白い店があるらしい…。そんな情報を聞きつけた東カレ取材班は、すぐ、噂の現場へと向かった!
深夜0時開店、翌6時がラストオーダー!深夜食堂は実在していた!
新宿で深夜食堂といえばコミックの中の夢物語……では、なかった!何と歌舞伎町のど真ん中に本家と同様、日にちの変わる、24時にオープンという店があるのだ。その店の名は『あかはる』。
新宿区役所本庁舎の隣。このビルの地下に『あかはる』はある。
本当にココであってるの?そんな不安な気持ちを抱えながら、恐る恐る階段下りて行く。と……、営業中を示す明かりが!
扉を開くと、軽快なロックの音階が耳に飛び込んできた。店内を見回すと、たくさんの海外ロックバンドのレコードのパッケージや、ちょうちんが壁に飾られ楽しげな雰囲気。店主はどうやら、ロック好きらしい。
卓上に置かれたメニューにはピザやパスタなど、イタリアンの定番メニュー名が並ぶ。そうここは、深夜営業のイタリアンなのだ。
黒板にある日替わりを見ても、前菜のほかにメインまでちゃんとあって多彩。常時30種は用意しているという。しかも、どれも驚くほど安い!「そうですねぇ、やり過ぎちゃうかなぁと思いますわ」と店主の赤春洋人さんは笑う。
そんな他愛のない話をしている間も、赤春さんの手は休まず動かされている。ほどなくして、一品目の「地鶏の小悪魔風グリル」(¥1,800)が完成。待ってました!とばかりに間断なく料理を口に運ぶ。外側の皮はパリッと、身はジューシーで見事な焼きあがりだ。また、小悪魔風の名の通りディアブロ風な味付けで、唐辛子と胡椒がピリリと効き味付けも完璧!
2品目に頼んだのは「ボンゴレロッソ」(¥1,000)。ガーリックが効いたトマト味と、ゴロゴロと入ったアサリは程よい塩加減も感じられ、これまた美味!
「この店が誕生したのは6年ほど前です。大阪のイタリアンで長く働いた後、30歳になったのを機に上京しました。慣れ親しんだミナミの猥雑さによく似ていた歌舞伎町で『人のやっていないこと』をやりたい。そう思って深夜のイタリアンを始めたんです。また、僕と同じ飲食業界で働く人たちが、仕事の後に美味しいご飯が食べられる店を作りたかった」と赤春さん。
「やり出したら本気じゃないと自分で満足できなくなって」と語る赤春さんの料理は丁寧な仕事が施された本格イタリアンだ。
楽しい会話と、店主が大好きだと語るロックのBGMを肴に、お酒と美味しい料理を頂く。他では体験できない時間が、とても心地良い。その実際は深夜に足を運んでみればきっとわかる。
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