かつてJタウンネットでは、「ラーメン一杯に払える値段の上限」に関する調査結果(全国平均802円)を発表した。ラーメンとくれば、次は――。やはり中華の定番サイドメニュー、餃子(ギョーザ)でもやってみよう。

そこでJタウン研究所は「餃子1皿(6個)にいくらまで出せる?」をテーマに、100円から1000円まで50円刻みで、都道府県別のアンケート調査を行った(総得票数2214、投票期間2017年3月3日〜4月14日)。はたして、その結果は――。

平均価格は「363円」


ギョーザ1皿、いくらまで出せる?

全国の平均価格を算出してみると、363円(以下、金額は小数点以下四捨五入)になった。もっとも支持を得たのは、300円(22.0%)。しかし、ダントツ人気というわけではなく、250円(17.3%)、350円(14.2%)、400円(12.8%)といった近い価格帯と、さほど得票率に違いがない。これらを合わせてみると、全体の3分の2が、「250〜400円」あたりを適正と考えているようだ。

また、200円(6.8%)、450円(4.5%)、500円(9.8%)まで広げてみると、全体の87.3%となっている。なお、極端に金額が少ない100円(2.0%)や、反対に多い1000円(1.9%)も、少数ながら票を得た。

それでは、餃子の名産地はどうか。毎年消費量をめぐり「餃子戦争」をくり広げる、栃木県宇都宮市と静岡県浜松市。両者を擁する県を比較してみると、栃木県(312円)に大きく差をつけ、静岡県は467円となった。浜松が1世帯当たり年間購入額で、3年連続日本一(2016年)に輝いていることを裏付けるような結果になっている。

なお、各地の餃子チェーンをみてみると、「みよしの」の200円(以下、税込)をはじめ、「ぎょうざの満洲」が226円、「餃子の王将」が237〜259円(地域別)、「大阪王将」が240〜260円(地域別)。中華チェーン店では「日高屋」の210円、「幸楽苑」の216円、「バーミヤン」が258円。多くのチェーンが、「出せる額」を下回る価格設定をしている。もしかすると、「もうちょっと多く出しても良いよ!」と思っている読者も多いのかもしれない。