1次R敗退危機の韓国監督「大きな差」痛感、「ここから学び将来活躍してほしい」
韓国監督「全体的に脆弱な投手陣と脆弱な打者陣だった」
韓国は7日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のオランダ戦で0-5と敗れ、初戦のイスラエル戦に続き、連敗を喫した。相手先発バンデンハークの前に打線が沈黙。そのまま完封リレーを許し、韓国投手陣もオランダが誇る強力打線に11安打5失点を喫した。2大会連続の1次ラウンド敗退の危機が高まったキム・インシク(金寅植)監督はオランダ戦について「脆弱な投手に脆弱な打者」と嘆いている。MLB公式サイトが伝えている。
MLB公式サイトではWBCの特集ページで韓国の敗戦をレポート。試合後のキム監督の会見動画なども掲載し、危機的状況に陥った韓国の現状を伝えた。
指揮官はその中で「今日、最も重要なことは(8番)キム・ハソンや(9番)キム・テグンのような選手も含めて、我々は全体的に(オランダよりも)脆弱な投手陣と脆弱な打者陣であった。だからこそ、我々は得点できず、投手はヒットとホームランを許した。明確に技術で劣っていた」と振り返っている。
韓国は前日のイスラエル戦で延長10回の死闘の末に1-2で敗戦。この日も相手の好守にも阻まれて得点機を逸し、ペースをつかめなかった。
キム監督「大きな差があることを思い知らされた」
記事では「ここまでの2試合で韓国はスコアリングポジションに走者を置いた場面で14打数2安打。15残塁で19イニングでたった1得点しか記録できていない」とレポートしている。
またキム監督は会見で「(オランダの)先発投手、中継ぎ、抑えが効果的な仕事をしたため、我々は得点できなかった。我々の投手は重要な場面でヒットを許し、オランダの投手はダブルプレーで仕留め続けた。そんなことが続いて、我々はただただ得点できなかった。技術の面で凌駕された」と完敗を認めており、「投手や守備のレベルなど、大きな差があることを思い知らされた。我々の選手も同じ気持ちでいることを願うし、ここから学び将来活躍してほしい」とも語っている。
8日に行われるオランダ-台湾戦でオランダが勝てば、同国とイスラエルの2次ラウンド進出と韓国と台湾の1次リーグ敗退が決まる。過去の国際大会で勝負強さを見せてきた韓国は前回大会に続いて屈辱を味わう可能性が高まっている。