CBS MarketWatchによると、米サーバー大手のサン・マイクロシステムズは27日、サーバー向けプログラミング言語「Java(ジャバ)」の開発10周年を記念し、法人向けとして利用されているJavaアプリケーションについて、同社が保有するソースコードを公開する見通しだ。対象となるのは、「Javaアプリケーションサーバー」と「Javaエンタープライズ・サービス・バス」のソースコードで、毎年サンフランシスコで開催されているJava技術に関する会議、「JavaOne(ジャバ・ワン)カンファレンスで発表される。

  ジョー・ケラー同社副社長は、Javaの市場シェアが拡大していることが、ソースコードの公開に踏み切った一因であるとしており、現在、約7億台のパソコンと携帯端末でJavaが使われ、次世代型の家庭用DVDプレイヤーもJava対応型になっているとしている。サン・マイクロシステムズの株価は米ナスダック市場で24日、前日比1.33%安の3.70ドルで引けた。【了】