製菓業界阿鼻叫喚「お菓子総選挙2016」をじっくり振り返ってみた
11/27にテレ朝系列で放送された「お菓子総選挙2016」。
菓子の超大手や老舗、一度は聞いたことのある有名菓子を有する実力メーカー3社が一堂に会し、番組スタッフが独自に行ったという各世代の合計1万人を対象としたという「国民投票」でお菓子のベスト30を決定。
どこかのホテルの大広間のような会場に集められた参加各社の社員たちは真剣だ。重役クラスも見受けられる。
MCの爆笑問題・田中が
「今日で天国と地獄、分かれると思いますよ!」と断言、ランキングがスタートした。
エントリーメーカー
グリコ
明治
森永製菓
ロッテ
カルビー
湖池屋
天乃屋
亀田製菓
おやつカンパニー
チロルチョコ
ネスレ日本
マースジャパン
有楽製菓
30位 パイの実《ロッテ》
29位 おっとっと(うすしお味)《森永製菓》
マグロの被り物をしていた若い女性社員がいきなり泣き出す。29位でこれだ。ランキングに食い込むことにいかに必死であるかがわかる。
順位が発表されると、商品紹介のVTRが流れる構成。商品名は、酒席で社員が酒を注ぐ時に発した「おっとっとっとっとっと…」からだそうだ。
プレゼンテーターの上川隆也が「涙ながらのコメントに重みがありますね」とまとめる。
28位 ベビースターラーメン(チキン)《おやつカンパニー》
泣いていた森永の女性が、信じられないという表情。
業界内予想を下回ったということか。
27位 ガーナミルクチョコレート《ロッテ》
発表されるたびに、ずっと会場から「低すぎる」との反応。
同業者が匿名で決める業界ランキングが知りたい。
26位 ハッピーターン《亀田製菓》
またしても森永の女性社員(泣いた人じゃない)が「えーー??(そんな下位なのー?)」と叫ぶ。なんとお菓子愛に満ちた社員の多き社風。特筆すべきはあの「ハッピーパウダー」のブレンド現場が初めて公開されたことに尽きる。砂糖、塩、植物性由来の調味料など二桁に近い材料でブレンドとのこと。そんな貴重な情報をよそに、この時一瞬映った明治の女性社員が可愛いとネットでやや話題になる。ハッピーな日曜の夜。
25位 ジャガビー《カルビー》
元は北海道限定のお土産「じゃがポックル」。大好評をうけて全国発売用にリメイク。
24位 サッポロポテト(つぶつぶベジタブル)《カルビー》
二品連続のカルビーがじわり。
23位 チョコパイ《ロッテ》
発売当時からかわらぬ300円。コンセプトはケーキ。
22位 亀田の柿の種 《亀田製菓》
毎日食べているという爆笑太田は、「バターの味が強くなりすぎてたが、また戻った」と指摘し、メーカーもそれを認めた。
21位 さっぽろポテト(バーべQ味)《カルビー》
カルビー強し。ここまでロッテとカルビーが3つずつランクイン。大手の強さをみせる。
20位 カラムーチョ (ホットチリ味)《湖池屋》
1985年発売。当時爆発的に増えたコンビニでの若者の人気に支えられ販路を拡大。
19位 明治マカダミアチョコレート 《明治》
1976年の発売当初は板チョコ。ナッツも砕かれていたが高級感を出すため現在の形に。
18位 ブラックサンダー 《有楽製菓》
大手への対抗策として「レジ横」でのついで買いにターゲットを絞った戦略が示される。
「フリースタイルダンジョン」でもおなじみMCニガリを起用したネット動画プロモーション戦略を語る社長が、「あれはなんて言ったっけ?…え?…ラップ?」と、まったく理解していない雰囲気が素敵。自由な社風がうかがえる。
17位 ポッキー 《グリコ》
ビッグタイトルだけに、この位置にざわつく各社。今年50周年。
高級感をだした進化系「バトンドール」は日本で4店舗だけでしか買えないプレミア商品でうめだ阪急などで大行列。
16位 森永ミルクキャラメル 《森永製菓》
現在の箱売りの形になったのは1913年だが、バラ売り、量り売り(!)の開始は1899年! 1人間国宝がフリーマーケットに参加しているようなものだが、いまだにいい位置につける現役感がすごい。100年以上ほぼ変わらないパッケージは、社内ルールとしてデザインの変更が禁止されているという。ヘタしたら日本国憲法よりも不変のお菓子。
「全然!大丈夫です、全然、落ち込んでたり、あんま、しないです」
キットカット《ネスレ日本》の部長の強気とも弱気ともとれるコメントの直後に、ランキング未登場の4社(チロルチョコ、マースジャパン、ネスレ日本、天乃屋)のうち、この後のランキングに入っているのは、1社のみであることが告げられる。
「帰りたっ」
ゲストの藤田ニコルが、この状況を一言で表現。
続いて、凍りついた空気を
「トリハダ〜(露出した肌をさすりながら)」
見事な一言でぶち壊す。にこるん最高。
今の気持ちを聞かれ、スニッカーズ・m&mチョコレートの《マースジャパン》の社員が
「ナンバーワンよりオンリーワン、こちらを狙っていきたいと思います」
企画を否定するかのようなコメントに、会場割れんばかりの拍手。MC席のウエンツ瑛士も盛り上がる。
タランティーノの映画なら、ここで終わっていいくらい鮮やかな一コマだった。
15位 ピザポテト 《カルビー》
担当の女性が涙。「産んでくれたお父さんお母さんに…」(声になってない)
14位 ムーンライト 《森永製菓》
13位 カール(チーズ味)《明治》
カールのCMは意外な人が歌っている。
2007年は和田アキ子。2011年は河村隆一。
カールにも高級化の流れがあり、「大人の贅沢カール」として「濃厚焙り海老味」や「濃厚焙りチーズ味」などが発売中。
12位 ポテトチップス(のりしお)《カルビー》
11位 明治アーモンドチョコレート 《明治》
カリフォルニアでアーモンドの収穫の時につかわれる機械「ツリーシェイカー」で一気に木を揺すり、実を「浴び」(アーモンドシャワー)、「スイーパー」という機械で一気に拾いあげる。もうSF。
ここからベスト10!
10位 ハイチュウ 《森永製菓》
ご当地ハイチュウベスト3は、
3位 沖縄限定シークサーサー味
2位 沖縄限定マンゴー味
1位 沖縄限定パイナップル味、とすべて沖縄。
9位 果汁グミぶどう《明治》
本日絶好調、藤田にこるんの「時代が変わって来てる」に会場爆笑。
にこるん、1998年生まれ(wikipediaより)
1980年発売の「コーラアップ」が日本で最初に発売されたグミ。
8位 たけのこの里 《明治》
7位 コイケヤポテトチップス(のり塩)《湖池屋》
1962年、日本で初めてポテトチップスの量産化を始めたのは湖池屋。
二ヶ月に1回開かれる食べながら繊細な味の違いを語り合う「のり塩会議」。参加したい!
6位 堅あげポテト(うすしお味)《カルビー》
10代、20代が支持。2011年にはカルビー社内でも一番人気を獲得。社員からも支持されている。
社員の席は通称「ダーツシステム」と呼ばれるランダムな席替えシステムで毎日変わり、部署間の交流をはかる「カルビー」社内事情も紹介された。
5位 かっぱえびせん 《カルビー》
50代ほか幅広く支持を受けランクイン。1964年、創業者の地元広島でみりん用に使われていた小エビをつかって米菓ではない小麦の栄養価の高いお菓子ができないかと発案。
カルビーの社名はかっぱえびせんにもたっぷり含まれるカルシウムに由来。
4位 ポテトチップス (コンソメパンチ)《カルビー》
コンソメはわかるがパンチの意味は?
1978年の発売当時の人気雑誌「平凡パンチ」やテレビ「パンチDEデート」に由来。30代〜40代の強い支持でランクイン。
3位 キットカット ミニ 《ネスレ日本》
「まだ名前のあがっていない4社(チロルチョコ、マースジャパン、ネスレ日本、天乃屋)」から抜け出しての唯一のランクイン。
これでランクインのなくなった歌舞伎揚げの天乃屋社員の歌舞伎メイクが悲しい。あんなに美味しいのに!
ちなみにゲストの三田寛子の1位予想は「歌舞伎揚げ」。「主人と子供が歌舞伎役者なんで」と今日も完璧な梨園の妻ぶり。
「きっと勝つ」と受験などの験担ぎにつかわれる最近のキットカットは、パッケージ裏に余白に「がんばって」などと書き込みができる仕様になっている。これにより幅広く得票を伸ばした模様。
2位 ポテトチップス (うすしお)《カルビー》
この辺になると上川隆也の発表前の「ため」が不整脈を起こしそうなほど長い。さすがスペシャルプレゼンテーター。
ちなみにカルビーが年間に使用するじゃがいもの量は30万トンで、これは国内のじゃがいも収穫量の約1割。
1位 じゃがりこ (サラダ)《カルビー》
年間売り上げ一億個! 開発ターゲットの女子高生に愛されるお菓子をめざし、大きく口をあけずに食べれて、材料が練りこんであるので手に塩もつかず、カバンにも入れやすい。
パッケージにも「食べだしたらキリンがない」などあえて微妙なダジャレを配置。見事狙いが的中。
カルビー強し!!
そして、唯一、1位を見事的中させた藤田にこるんも強し。
実は今回のお菓子総選挙、2012の放送(10/27「お願い!ランキング お菓子総選挙2時間半SP」).以来の二度目。前回は部門別で、それぞれの一位は、
スナック・米菓部門 亀田の柿の種 《亀田製菓》
チョコレート部門 キットカット ミニ 《ネスレ日本》
クッキー・ビスケット部門 カントリーマアム(バニラ&ココア) 《不二家》
2016年1位のじゃがりこサラダはスナック・米菓部門の5位でした。
全ジャンルのお菓子が一緒くたに戦うようすはカオスで楽しかったものの、やはり異種格闘技の感が否めず、前回の部門別集計のほうが正しく競ってる感があった気がします。年末の風物詩っぽいし、てっきり毎年やってると思い込んでましたが、2回目の放送とは意外でした。
また、今回は《不二家》が不参加、そして2大会共に《ブルボン》《東鳩》《ギンビス》などの有力企業の参加がみられず、特にネットでは「王者ブルボン」なくして優勝は名乗れない!といった「王者」待望論が根強く、3回目の開催が期待されてます。
ウォッチャーとしては、10回目の記念大会あたりに満を持したていでやってきて、すべてのジャンルで1位をかっさらっていくという、ドラマを期待します。
(アライユキコ)
菓子の超大手や老舗、一度は聞いたことのある有名菓子を有する実力メーカー3社が一堂に会し、番組スタッフが独自に行ったという各世代の合計1万人を対象としたという「国民投票」でお菓子のベスト30を決定。
どこかのホテルの大広間のような会場に集められた参加各社の社員たちは真剣だ。重役クラスも見受けられる。
MCの爆笑問題・田中が
「今日で天国と地獄、分かれると思いますよ!」と断言、ランキングがスタートした。
エントリーメーカー
グリコ
明治
森永製菓
ロッテ
カルビー
湖池屋
天乃屋
亀田製菓
おやつカンパニー
チロルチョコ
ネスレ日本
マースジャパン
有楽製菓
カルビー強し。30位〜21位
30位 パイの実《ロッテ》
29位 おっとっと(うすしお味)《森永製菓》
マグロの被り物をしていた若い女性社員がいきなり泣き出す。29位でこれだ。ランキングに食い込むことにいかに必死であるかがわかる。
順位が発表されると、商品紹介のVTRが流れる構成。商品名は、酒席で社員が酒を注ぐ時に発した「おっとっとっとっとっと…」からだそうだ。
プレゼンテーターの上川隆也が「涙ながらのコメントに重みがありますね」とまとめる。
28位 ベビースターラーメン(チキン)《おやつカンパニー》
泣いていた森永の女性が、信じられないという表情。
業界内予想を下回ったということか。
27位 ガーナミルクチョコレート《ロッテ》
発表されるたびに、ずっと会場から「低すぎる」との反応。
同業者が匿名で決める業界ランキングが知りたい。
26位 ハッピーターン《亀田製菓》
またしても森永の女性社員(泣いた人じゃない)が「えーー??(そんな下位なのー?)」と叫ぶ。なんとお菓子愛に満ちた社員の多き社風。特筆すべきはあの「ハッピーパウダー」のブレンド現場が初めて公開されたことに尽きる。砂糖、塩、植物性由来の調味料など二桁に近い材料でブレンドとのこと。そんな貴重な情報をよそに、この時一瞬映った明治の女性社員が可愛いとネットでやや話題になる。ハッピーな日曜の夜。
25位 ジャガビー《カルビー》
元は北海道限定のお土産「じゃがポックル」。大好評をうけて全国発売用にリメイク。
24位 サッポロポテト(つぶつぶベジタブル)《カルビー》
二品連続のカルビーがじわり。
23位 チョコパイ《ロッテ》
発売当時からかわらぬ300円。コンセプトはケーキ。
22位 亀田の柿の種 《亀田製菓》
毎日食べているという爆笑太田は、「バターの味が強くなりすぎてたが、また戻った」と指摘し、メーカーもそれを認めた。
21位 さっぽろポテト(バーべQ味)《カルビー》
カルビー強し。ここまでロッテとカルビーが3つずつランクイン。大手の強さをみせる。
人間国宝、森永ミルクキャラメル 20位〜11位
20位 カラムーチョ (ホットチリ味)《湖池屋》
1985年発売。当時爆発的に増えたコンビニでの若者の人気に支えられ販路を拡大。
19位 明治マカダミアチョコレート 《明治》
1976年の発売当初は板チョコ。ナッツも砕かれていたが高級感を出すため現在の形に。
18位 ブラックサンダー 《有楽製菓》
大手への対抗策として「レジ横」でのついで買いにターゲットを絞った戦略が示される。
「フリースタイルダンジョン」でもおなじみMCニガリを起用したネット動画プロモーション戦略を語る社長が、「あれはなんて言ったっけ?…え?…ラップ?」と、まったく理解していない雰囲気が素敵。自由な社風がうかがえる。
17位 ポッキー 《グリコ》
ビッグタイトルだけに、この位置にざわつく各社。今年50周年。
高級感をだした進化系「バトンドール」は日本で4店舗だけでしか買えないプレミア商品でうめだ阪急などで大行列。
16位 森永ミルクキャラメル 《森永製菓》
現在の箱売りの形になったのは1913年だが、バラ売り、量り売り(!)の開始は1899年! 1人間国宝がフリーマーケットに参加しているようなものだが、いまだにいい位置につける現役感がすごい。100年以上ほぼ変わらないパッケージは、社内ルールとしてデザインの変更が禁止されているという。ヘタしたら日本国憲法よりも不変のお菓子。
ナンバーワンよりオンリーワン
「全然!大丈夫です、全然、落ち込んでたり、あんま、しないです」
キットカット《ネスレ日本》の部長の強気とも弱気ともとれるコメントの直後に、ランキング未登場の4社(チロルチョコ、マースジャパン、ネスレ日本、天乃屋)のうち、この後のランキングに入っているのは、1社のみであることが告げられる。
「帰りたっ」
ゲストの藤田ニコルが、この状況を一言で表現。
続いて、凍りついた空気を
「トリハダ〜(露出した肌をさすりながら)」
見事な一言でぶち壊す。にこるん最高。
今の気持ちを聞かれ、スニッカーズ・m&mチョコレートの《マースジャパン》の社員が
「ナンバーワンよりオンリーワン、こちらを狙っていきたいと思います」
企画を否定するかのようなコメントに、会場割れんばかりの拍手。MC席のウエンツ瑛士も盛り上がる。
タランティーノの映画なら、ここで終わっていいくらい鮮やかな一コマだった。
15位 ピザポテト 《カルビー》
担当の女性が涙。「産んでくれたお父さんお母さんに…」(声になってない)
14位 ムーンライト 《森永製菓》
13位 カール(チーズ味)《明治》
カールのCMは意外な人が歌っている。
2007年は和田アキ子。2011年は河村隆一。
カールにも高級化の流れがあり、「大人の贅沢カール」として「濃厚焙り海老味」や「濃厚焙りチーズ味」などが発売中。
12位 ポテトチップス(のりしお)《カルビー》
11位 明治アーモンドチョコレート 《明治》
カリフォルニアでアーモンドの収穫の時につかわれる機械「ツリーシェイカー」で一気に木を揺すり、実を「浴び」(アーモンドシャワー)、「スイーパー」という機械で一気に拾いあげる。もうSF。
コンソメはわかるがパンチは? 10位〜4位
ここからベスト10!
10位 ハイチュウ 《森永製菓》
ご当地ハイチュウベスト3は、
3位 沖縄限定シークサーサー味
2位 沖縄限定マンゴー味
1位 沖縄限定パイナップル味、とすべて沖縄。
9位 果汁グミぶどう《明治》
本日絶好調、藤田にこるんの「時代が変わって来てる」に会場爆笑。
にこるん、1998年生まれ(wikipediaより)
1980年発売の「コーラアップ」が日本で最初に発売されたグミ。
8位 たけのこの里 《明治》
7位 コイケヤポテトチップス(のり塩)《湖池屋》
1962年、日本で初めてポテトチップスの量産化を始めたのは湖池屋。
二ヶ月に1回開かれる食べながら繊細な味の違いを語り合う「のり塩会議」。参加したい!
6位 堅あげポテト(うすしお味)《カルビー》
10代、20代が支持。2011年にはカルビー社内でも一番人気を獲得。社員からも支持されている。
社員の席は通称「ダーツシステム」と呼ばれるランダムな席替えシステムで毎日変わり、部署間の交流をはかる「カルビー」社内事情も紹介された。
5位 かっぱえびせん 《カルビー》
50代ほか幅広く支持を受けランクイン。1964年、創業者の地元広島でみりん用に使われていた小エビをつかって米菓ではない小麦の栄養価の高いお菓子ができないかと発案。
カルビーの社名はかっぱえびせんにもたっぷり含まれるカルシウムに由来。
4位 ポテトチップス (コンソメパンチ)《カルビー》
コンソメはわかるがパンチの意味は?
1978年の発売当時の人気雑誌「平凡パンチ」やテレビ「パンチDEデート」に由来。30代〜40代の強い支持でランクイン。
そしてベスト3決定
3位 キットカット ミニ 《ネスレ日本》
「まだ名前のあがっていない4社(チロルチョコ、マースジャパン、ネスレ日本、天乃屋)」から抜け出しての唯一のランクイン。
これでランクインのなくなった歌舞伎揚げの天乃屋社員の歌舞伎メイクが悲しい。あんなに美味しいのに!
ちなみにゲストの三田寛子の1位予想は「歌舞伎揚げ」。「主人と子供が歌舞伎役者なんで」と今日も完璧な梨園の妻ぶり。
「きっと勝つ」と受験などの験担ぎにつかわれる最近のキットカットは、パッケージ裏に余白に「がんばって」などと書き込みができる仕様になっている。これにより幅広く得票を伸ばした模様。
2位 ポテトチップス (うすしお)《カルビー》
この辺になると上川隆也の発表前の「ため」が不整脈を起こしそうなほど長い。さすがスペシャルプレゼンテーター。
ちなみにカルビーが年間に使用するじゃがいもの量は30万トンで、これは国内のじゃがいも収穫量の約1割。
1位 じゃがりこ (サラダ)《カルビー》
年間売り上げ一億個! 開発ターゲットの女子高生に愛されるお菓子をめざし、大きく口をあけずに食べれて、材料が練りこんであるので手に塩もつかず、カバンにも入れやすい。
パッケージにも「食べだしたらキリンがない」などあえて微妙なダジャレを配置。見事狙いが的中。
カルビー強し!!
そして、唯一、1位を見事的中させた藤田にこるんも強し。
部門別集計のほうが
実は今回のお菓子総選挙、2012の放送(10/27「お願い!ランキング お菓子総選挙2時間半SP」).以来の二度目。前回は部門別で、それぞれの一位は、
スナック・米菓部門 亀田の柿の種 《亀田製菓》
チョコレート部門 キットカット ミニ 《ネスレ日本》
クッキー・ビスケット部門 カントリーマアム(バニラ&ココア) 《不二家》
2016年1位のじゃがりこサラダはスナック・米菓部門の5位でした。
全ジャンルのお菓子が一緒くたに戦うようすはカオスで楽しかったものの、やはり異種格闘技の感が否めず、前回の部門別集計のほうが正しく競ってる感があった気がします。年末の風物詩っぽいし、てっきり毎年やってると思い込んでましたが、2回目の放送とは意外でした。
また、今回は《不二家》が不参加、そして2大会共に《ブルボン》《東鳩》《ギンビス》などの有力企業の参加がみられず、特にネットでは「王者ブルボン」なくして優勝は名乗れない!といった「王者」待望論が根強く、3回目の開催が期待されてます。
ウォッチャーとしては、10回目の記念大会あたりに満を持したていでやってきて、すべてのジャンルで1位をかっさらっていくという、ドラマを期待します。
(アライユキコ)