映画「溺れるナイフ」菅田将暉、小松菜奈VS女子中高生30人
菅田「みなさんおいくつですか? 一番下は15歳? うわあ、僕と10個くらい違うわけですよ。どうも、おじさんです」
2016年11月3日、映画『溺れるナイフ』現役女子中高生限定シークレット試写会がおこなわれた。
上映のあと、主演の小松菜奈(望月夏芽役)、菅田将暉(長谷川航一朗役)が登場。
「可愛い!」「かっこいい!」
「顔が小さい!」「オシャレ!」
女子中高生30名の悲鳴のような歓声が響いた。
ジョージ朝倉の同名少女漫画(講談社)が原作の映画『溺れるナイフ』。
東京から田舎の浮雲町に引っ越してきた人気モデル・望月夏芽と、激しく自由に生きる少年・長谷川航一朗が、互いの人生を変える出会いを果たす。
惹かれ合う2人が、ある事件をきっかけに運命に翻弄されていく。
夏芽と同じく、モデルの仕事をしている小松。役にプレッシャーはあったのか。
小松「プレッシャーは、原作がある作品にはつきものだと思います。まず台本をいただいたときに、キャストの名前の一番最初に私の名前が書いてあって、すごく重みを感じました。『がんばらなきゃな』っていう気持ちと『他のキャストの方々に負けたくない』っていう気持ちが湧いてきました」
菅田「僕は、恋愛映画の主演が初めてだったんです。なので、お話を受けて『壁ドン』とか『顎クイ』とかを家で練習していました。でも、そういうシーンは全くありません。その分、自分らしいラブストーリーの映画になったと思います」
試写を見て「コウちゃんが漫画から出てきたみたい」と感動する人も多かった。
夏芽が転校してくるシーンで、山戸結希監督は、菅田の首筋を見せることにかなりこだわったそうだ。
菅田「山戸監督は、本当に女子中高生と同じ感覚を持っていると思います。学校で『あの人かっこいい』とか『こんなことしてもらった』って女子が盛り上がれるポイントを知っている。なので僕は、山戸監督の感性を体現していくという感じでした」
菅田が体を反らして首筋を見せるポーズを再現すると、女子中高生から「キャー!」と声が上がった。
菅田「やっぱり首筋って良いんだ! 勉強になります(笑)」
続いて、〇×トークセッション。
小松、菅田と女子中高生たちに〇×のフリップが配られた。
まずは映画編として、主演の2人に質問。
『溺れるナイフ』の撮影は大変だったかと聞かれ、小松、菅田ともに即「〇」のフリップを上げる。
小松「私は、〇じゃ足りません。二重丸にしたいくらい大変でした!
海の撮影のため、大阪のプールで練習をしました。そんなに激しくないと思っていたら『じゃあ背中から飛び込んでくださいー』って言われて、私がプールに背中を向けて、こう……」
菅田「プロレスのラリアットを想像してもらうとわかりやすいです。その体勢で重りをつけ、2人で深さ5メートルのプールに飛び込みました」
小松「菅田さんは、火を使った舞のシーンもありました」
菅田「シューッとする酸素の吸引機を使うほど過酷。
でも、その大変さが『これは何がなんでも撮り切ってやろう』というスタッフ、演者全員のモチベーションに変わった。初めての体験でした」
女子中高生が集まったということもあり、話題はみんなが興味津々の恋愛編に。
「コウちゃん、夏芽と付き合いたいと思いますか?」
小松「コウちゃんは、×! ミステリアスな人って惹かれる部分があるし、好きになる分には楽しい。でも、付き合うとなると無理」
菅田「夏芽かー。いま結構リアルに考えているんですけど、×かなあ」
小松「自分が演じてみて、夏芽ってめんどくさいと思う。そんな夏芽だからこそ、コウちゃんとのストーリーが生まれるんですけどね」
次は、夏芽と友人・カナがコウちゃんを好きになるという映画のストーリーを踏まえ、中高生へ「友達と同じ人を好きになったことがあるか?」という質問。
意外にも〇を上げる子が多い。
菅田「そのときどうしたの?」
中高生A「私は、あるとき友達に『誰が好きなの?』って聞いてみたんです。それが私の好きな人と同じで、気まずくて言えなくなっちゃって。でもそのあと、好きな人と私がお付き合いすることができました」
菅田・小松「おおー!!」
小松「おめでとうございます!」
菅田「やったぜ! すごい! 言えないっていうのは優しいからだね。この恋愛トーク、あと3時間くらいできますね」
続いて、菅田、小松が中高生に質問する。
菅田「この映画をどう思ったのか聞いてみたいですね。『面白かった!』っていう方は、〇を上げてください」
小松「一人ひとりの感想も聞いてみたいです」
中高生B「私は映画をよく見るんですけど、いままでは『主人公がこうしたから、ここで涙が出た』って頭で考えて泣くことが多かったんです。でも『溺れるナイフ』は、頭じゃなくて、自分の内側からポロッと涙がこぼれてくる感じでした」
菅田「こんなに嬉しい言葉はないですね」
小松「嬉しいですねえ」
菅田「すごく役者向きな感性ですよね。うちの事務所に来ないか!?」
菅田「今日は、現役の中高生の方々の生の声を聴けたことで、『この映画を10代の方に見てほしいな』という思いがより強まりました。こちらの熱量が伝わったという手ごたえがあり、僕はすごく嬉しかったです。
簡単な映画ではないですが、夏芽とコウの2人、一生に一度の神話のようなラブストーリーです。ぜひ見に来てくだされば嬉しいなと思います」
小松「今日は、中学生、高校生のみなさん、しかも女の子ばかりということで、本当に『溺れるナイフ』を見てもらいたい年代の方々の意見を聴けました。すごく貴重な時間で、すごく楽しかったです。
完成した映画を初めて見たときは、撮影を思い出す部分があったり、映像がすごく早いと感じたりしました。2回目は、1回目とはまた違う視点で落ち着いてみることができました。
みなさんも、ぜひ何度でも見に行ってもらえたら嬉しいなと思います。今日は、ありがとうございました」
(むらたえりか)
映画『溺れるナイフ』
11月5日(土) TOHOシネマズ渋谷ほか全国ロードショー
(c)ジョージ朝倉/講談社 (c)2016「溺れるナイフ」制作委員会
配給:ギャガ
2016年11月3日、映画『溺れるナイフ』現役女子中高生限定シークレット試写会がおこなわれた。
上映のあと、主演の小松菜奈(望月夏芽役)、菅田将暉(長谷川航一朗役)が登場。
「可愛い!」「かっこいい!」
「顔が小さい!」「オシャレ!」
女子中高生30名の悲鳴のような歓声が響いた。
ジョージ朝倉の同名少女漫画(講談社)が原作の映画『溺れるナイフ』。
東京から田舎の浮雲町に引っ越してきた人気モデル・望月夏芽と、激しく自由に生きる少年・長谷川航一朗が、互いの人生を変える出会いを果たす。
惹かれ合う2人が、ある事件をきっかけに運命に翻弄されていく。
夏芽と同じく、モデルの仕事をしている小松。役にプレッシャーはあったのか。
小松「プレッシャーは、原作がある作品にはつきものだと思います。まず台本をいただいたときに、キャストの名前の一番最初に私の名前が書いてあって、すごく重みを感じました。『がんばらなきゃな』っていう気持ちと『他のキャストの方々に負けたくない』っていう気持ちが湧いてきました」
菅田「僕は、恋愛映画の主演が初めてだったんです。なので、お話を受けて『壁ドン』とか『顎クイ』とかを家で練習していました。でも、そういうシーンは全くありません。その分、自分らしいラブストーリーの映画になったと思います」
試写を見て「コウちゃんが漫画から出てきたみたい」と感動する人も多かった。
夏芽が転校してくるシーンで、山戸結希監督は、菅田の首筋を見せることにかなりこだわったそうだ。
菅田「山戸監督は、本当に女子中高生と同じ感覚を持っていると思います。学校で『あの人かっこいい』とか『こんなことしてもらった』って女子が盛り上がれるポイントを知っている。なので僕は、山戸監督の感性を体現していくという感じでした」
菅田が体を反らして首筋を見せるポーズを再現すると、女子中高生から「キャー!」と声が上がった。
菅田「やっぱり首筋って良いんだ! 勉強になります(笑)」
現役中高生と〇×トークセッション
続いて、〇×トークセッション。
小松、菅田と女子中高生たちに〇×のフリップが配られた。
まずは映画編として、主演の2人に質問。
『溺れるナイフ』の撮影は大変だったかと聞かれ、小松、菅田ともに即「〇」のフリップを上げる。
小松「私は、〇じゃ足りません。二重丸にしたいくらい大変でした!
海の撮影のため、大阪のプールで練習をしました。そんなに激しくないと思っていたら『じゃあ背中から飛び込んでくださいー』って言われて、私がプールに背中を向けて、こう……」
菅田「プロレスのラリアットを想像してもらうとわかりやすいです。その体勢で重りをつけ、2人で深さ5メートルのプールに飛び込みました」
小松「菅田さんは、火を使った舞のシーンもありました」
菅田「シューッとする酸素の吸引機を使うほど過酷。
でも、その大変さが『これは何がなんでも撮り切ってやろう』というスタッフ、演者全員のモチベーションに変わった。初めての体験でした」
現役女子中高生と恋愛トーク
女子中高生が集まったということもあり、話題はみんなが興味津々の恋愛編に。
「コウちゃん、夏芽と付き合いたいと思いますか?」
小松「コウちゃんは、×! ミステリアスな人って惹かれる部分があるし、好きになる分には楽しい。でも、付き合うとなると無理」
菅田「夏芽かー。いま結構リアルに考えているんですけど、×かなあ」
小松「自分が演じてみて、夏芽ってめんどくさいと思う。そんな夏芽だからこそ、コウちゃんとのストーリーが生まれるんですけどね」
次は、夏芽と友人・カナがコウちゃんを好きになるという映画のストーリーを踏まえ、中高生へ「友達と同じ人を好きになったことがあるか?」という質問。
意外にも〇を上げる子が多い。
菅田「そのときどうしたの?」
中高生A「私は、あるとき友達に『誰が好きなの?』って聞いてみたんです。それが私の好きな人と同じで、気まずくて言えなくなっちゃって。でもそのあと、好きな人と私がお付き合いすることができました」
菅田・小松「おおー!!」
小松「おめでとうございます!」
菅田「やったぜ! すごい! 言えないっていうのは優しいからだね。この恋愛トーク、あと3時間くらいできますね」
続いて、菅田、小松が中高生に質問する。
菅田「この映画をどう思ったのか聞いてみたいですね。『面白かった!』っていう方は、〇を上げてください」
小松「一人ひとりの感想も聞いてみたいです」
中高生B「私は映画をよく見るんですけど、いままでは『主人公がこうしたから、ここで涙が出た』って頭で考えて泣くことが多かったんです。でも『溺れるナイフ』は、頭じゃなくて、自分の内側からポロッと涙がこぼれてくる感じでした」
菅田「こんなに嬉しい言葉はないですね」
小松「嬉しいですねえ」
菅田「すごく役者向きな感性ですよね。うちの事務所に来ないか!?」
小松菜奈、菅田将暉からのメッセージ
菅田「今日は、現役の中高生の方々の生の声を聴けたことで、『この映画を10代の方に見てほしいな』という思いがより強まりました。こちらの熱量が伝わったという手ごたえがあり、僕はすごく嬉しかったです。
簡単な映画ではないですが、夏芽とコウの2人、一生に一度の神話のようなラブストーリーです。ぜひ見に来てくだされば嬉しいなと思います」
小松「今日は、中学生、高校生のみなさん、しかも女の子ばかりということで、本当に『溺れるナイフ』を見てもらいたい年代の方々の意見を聴けました。すごく貴重な時間で、すごく楽しかったです。
完成した映画を初めて見たときは、撮影を思い出す部分があったり、映像がすごく早いと感じたりしました。2回目は、1回目とはまた違う視点で落ち着いてみることができました。
みなさんも、ぜひ何度でも見に行ってもらえたら嬉しいなと思います。今日は、ありがとうございました」
(むらたえりか)
映画『溺れるナイフ』
11月5日(土) TOHOシネマズ渋谷ほか全国ロードショー
(c)ジョージ朝倉/講談社 (c)2016「溺れるナイフ」制作委員会
配給:ギャガ