【警告】日本=喜田(後半27分) ギニア=なし
【退場】なし

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【トゥーロン国際・第3節】
U-23日本 1-2 U-23ギニア
前半 2-1
後半 0-0
得点者(日本のみ)/富樫(前半21分)、南野(前半39分)

【チーム採点・寸評】
日本 5.5
10本以上のシュートを放ち、2点を取った前半は合格点を与えられるが、後半は一気に攻撃がトーンダウン。交代選手を入れても状況が改善されなかったのは不安要素だ。また、ラストパスやフィニッシュの精度は引き続き課題で、怪我で不在の久保やオーバーエイジの必要性を感じさせた試合でもあった。

【選手採点・寸評】
GK
1 櫛引政敏 5.5
前半10分にファン・ウェルメスケルケンとお見合いして失点。明確に指示を出していれば防げていただけに悔やまれる。後半30分のビッグセーブを考慮しても、マイナス評価が妥当だろう。
 
DF
2 ファン・ウェルメスケルケン・際 4.5(後半12分OUT)
櫛引とのコミュニケーションが取れずに、初戦に続いて失点に絡むイージーミスを犯す。後半9分にはクリアミスで再び致命的なピンチを迎えるなど、軽率なプレーが多すぎた。
 
3 三浦弦太 6
SBが空けたスペースを的確にカバー。後半9分のピンチでは、ゴールライン上でギニアのシュートを撥ね返した。しかし、後半30分にフィードミスを相手に拾われて、ピンチを迎えたシーンは反省が必要だろう。

5 植田直通 6.5
三浦とともに最終ラインをコントロール。空中戦で高い勝率を誇り、地上戦でも落ち着き払ってギニアのFWを抑え込んだ。フィードの正確性が増せば、さらに良し。

13 三丸 拡 6.5
精度の高いクロスを披露。富樫の先制点を演出し、11分にも決定機に結びつけた。植田がロングボールを競る際には中央に絞ってカバーのポジションを取るなど、CBとの連係にも不安はなかった。
MF
7 原川 力 5.5
球際で粘り強く対応しつつ、攻撃のスイッチを入れる縦パスを入れ、前半39分の南野のゴールにつなげた。後半はスタミナが切れたのか、攻撃に絡む回数が激減。もっとボールに関わってリズムを作りたかった。
 
14 前田直輝 5
サイドハーフを起点にした攻撃が少なく、ボールを受ける機会が少なかった。とはいえ、五輪に向けたサバイバルという試合の位置付けを考えれば、もっと積極的にボールを引き出し、持ち味のドリブル突破を仕掛けるべきだっただろう。試合終盤に迎えた決定機も、GKに防がれてゴールならず。
 
15 喜田拓也 6
つなぎに課題を残すも、セカンドボールへの反応や相手にカウンターを出させない早めの潰しは評価できる。後半途中から慣れない右SBでプレーし、後半アディショナルタイムには、タイミング良い攻撃参加から、低いクロスで浅野の決定機を演出した。
 
18 南野拓実 6(HT OUT)
立ち上がりの決定機逸やカウンターを招く横パスのミスは減点材料だが、前半39分のゴールで挽回した。局面で厳しく寄せる守備には問題がなく、総じて見れば及第点の出来だ。
 
19 鎌田大地 5.5(後半24分OUT)
前半立ち上がりに南野の決定機を演出し、前半31分には”らしい”スルーパスでチャンスメイク。決勝点となる南野のミドルを横パスで演出するなど、要所で仕事はした。しかし、逆に言えば要所でしか目立つプレーがなく、トップ下として攻撃をコントロールできたとは言い難い。
 
FW
20 富樫敬真 6.5(後半12分OUT)
三丸のクロスに合わせて先制点を挙げただけでなく、左右のスペースに流れて起点になるプレーでチャンスを拡大していたのも好印象だ。左MFに入った後半は、浅野のパスをコントロールできれば追加点、という場面にも顔を出していた。この試合の攻撃陣で、最もアピールできた選手だったと言えるだろう。