舛添知事、ヤフオク「ymasuzoe」を自身のものと認める「美術は大好きです」
東京都の舛添要一知事は5月20日、定例記者会見で、美術品を中心に出品者137人と計214件の取引をしていたヤフオク!で使用していたアカウント「ymasuzoe」が自身のアカウントであることを認めた。日刊スポーツの記者から、「ymasuzoe」は舛添知事のアカウントなのかと聞かれ、「そうですよ、はい」と答えた。
該当のアカウントは、5月15日朝に放送されたフジテレビ系「新報道2001」で、舛添知事のものではないかと報じられた。落札された美術品の中に、舛添知事の資金管理団体の政治資金収支報告書に計上されたものもあったという。なお、アカウントは16日夕方までに削除されている。
別の記者から、落札した絵画を転売したことはないかと問われると、「一切転売しておりません」と回答。ただし、落札作品を知事自身が選んでいたかどうかについては明言しなかった。
作品の中には裸婦画もあったされる。「どのように活用していたのか」との質問には、第三者の調査に委ねるとした。舛添知事は前回の会見でも、美術が趣味であると話していた。どのような絵画が好きかとの問いには、「この場でお答えするのは差し控えたい」としたが、美術が趣味であることは間違いないかと確認されると、「美術は大好きです」と答えた。
会見では、記者から政治資金をめぐる疑惑についてさまざまな質問が飛んだが、舛添知事は「政治資金に精通した複数の弁護士に精査していただく」と繰り返し、ほとんどについて明言を避けていた。
(弁護士ドットコムニュース)