岡崎慎司が所属するレスター・シティは16日、今季の残り試合でのチケット転売について警告を発した。すでにチケットを転売した一部サポーターに処分を科したという。

プレミアリーグ残り5試合で首位に立ち、2位トッテナムに勝ち点7差をつけているレスターは、奇跡の優勝まであと3勝となっている。当然、レスターへの関心は高まっており、“その瞬間”を見届けたいというファンは多い。

その影響から、5月7日に予定されているエヴァートンとのホーム最終戦のチケットが高額で転売されている。通常は30〜50ポンド(約4600〜7700円)で購入可能なレスターのホームゲームだが、ペアチケットで1万5000ポンド(約230万円)という破格の値段までついているのだ。

だが、レスターはチームを応援するのではなく、ブームに乗じて儲けようとする輩に厳しい姿勢を示した。転売は違法だとし、シーズンチケットホルダーとクラブ会員で、チケットを転売したファンに「複数年の禁止」処分を科したと発表した。

処分されたサポーターは、レスターの試合を観戦できず、レスター戦のチケット購入も認められない。さらにシーズンチケットとクラブ会員資格も取り消され、払い戻しもない。

レスターは残り3試合となった今季のホームゲームのチケットがすでに売り切れていることを強調し、転売行為を見つけたらクラブに知らせるように呼びかけている。