沈黙を保つ兄に代わり、弟がミランに噛みついた。ラツィオのシモーネ・インザーギ監督が、ミランは監督を代えすぎだと苦言を呈している。

S・インザーギ監督の兄であるフィリッポ・インザーギ氏は、昨季ミランを率いたものの、わずか1年で解任された。その後任であるシニシャ・ミハイロビッチ氏もつい先日、1年も経たないうちに解任。クリスティアン・ブロッキ新監督が17日のサンプドリア戦でデビューする。

シルヴィオ・ベルルスコーニ会長の意向が絶対とされるミランは、2014年1月にマッシミリアーノ・アッレグリ監督（現ユヴェントス）を解任して以降、クラレンス・セードルフ氏を半年で、F・インザーギ氏を1年で、そしてミハイロビッチ氏も1年としないうちに解任してきた。本田圭佑が加入してから、ミランは2年強で5人の監督がチームを率いた形だ。

クラブのレジェンドとしてサポーターに愛されながら、短期政権に終わったF・インザーギ氏は、フリーとなった現在も沈黙を保っている。だが、今月ラツィオの指揮官となり、セリエAでの監督デビューを果たした弟のシモーネ氏は、次のようにミランを批判した。

「2012年から今日まで、ミランは監督を5回か6回も代えている。たぶん、それはあまり監督のせいではなかっただろう」