14日に行われたヨーロッパリーグ(EL)準々決勝セカンドレグ、リヴァプール対ボルシア・ドルトムントの一戦は、4-3と激戦の末にリヴァプールが制し、準決勝へと駒を進めた。ドラマティックな逆転劇に、感嘆の声が寄せられている。

初戦を1-1のドローで終えていた両チーム。MF香川真司が先発したドルトムントは、開始から9分で2点を先行する完璧な立ち上がりを見せる。リヴァプールも後半立ち上がりに1点を返すが、57分に再び失点。2試合合計スコアで2-4と苦しい展開を強いられる。

アウェーゴールを3点許したリヴァプールが逆転するには、3点を奪うしかない。残りは約30分。ユルゲン・クロップ監督が古巣に屈するのか…だが終盤、リヴァプールの選手たちが意地を見せる。66分に1点を返して反撃すると、78分に再びネットを揺らす。

そしてアディショナルタイムの91分、セットプレーの流れからついにこの試合4点目となるゴールを奪い、2試合合計で5-4と大逆転。ドルトムントの選手たちがうなだれる一方で、リヴァプールの本拠地アンフィールドは興奮のるつぼと化した。

そのドラマティックな展開に、かつてのリヴァプールの選手たちも感動したようだ。

ディートマー・ハマンは「なんて試合だ。アンフィールドで特別な夜。記憶に残る夜だ。みんな、よくやった。このまま優勝しよう」とツイート。


ルイス・ガルシアも「なんてゴールだ! なんて夜だ! リヴァプールはまたもアンフィールドで魔法の夜を過ごし、ELで準決勝に進んだ」と続いた。


現在バイエルン・ミュンヘンでプレーし、チャンピオンズリーグ(CL)でベスト4進出を決めたシャビ・アロンソは一言。「これがアンフィールドだ」。


感動したのは元リヴァプールの選手だけではない。前日、CLでバルセロナを下して準決勝に駒を進めたアントワーヌ・グリーズマンは、サッカーの素晴らしさを再確認したようだ。

「僕はフットボールを愛している! #LiverpoolDortmund #Yeeeesss」