チャンピオンズリーグ(CL)は13日、ベスト4の顔ぶれが決まった。激闘続きだった準々決勝では、CLの歴史に残る記録もつくられている。4つのカードすべてが同じ合計スコアで終わったのだ。

CL史上初となる連覇を目指したバルセロナは、同じスペインのアトレティコ・マドリーに屈した。ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコは、ファーストレグこそ1-2で敗れたが、ホームでのセカンドレグは2-0で勝利。合計3-2でベスト4に駒を進めた。

スペインからはもう1チーム、レアル・マドリーも準決勝に進出した。敵地での初戦を0-2と落とし、敗退濃厚とも言われたマドリーだが、ホームでのセカンドレグでFWクリスティアーノ・ロナウドがハットトリックをマークし、3-0で逆転突破を果たしている。合計スコアはやはり、3-2となった。

初戦で2-2と引き分け、セカンドレグも打ち合いになるとの声もあったパリ・サンジェルマンとマンチェスター・シティの対戦も、合計スコアは3-2となった。シティがホームでのセカンドレグを1-0と制している。

第2戦がドローで終わったのが、ベンフィカとバイエルン・ミュンヘンの対戦。ホームでのファーストレグで1-0と勝利していたバイエルンは、先制されながらも逆転すると、その後追いつかれて2-2となる。だが、初戦のリードを逃げ切る形で4強入りを決めた。




なお、ベスト4の組み合わせは15日の抽選で決まる。だが、ミラノのサン・シーロで決勝が行なわれる今季は、バイエルンとアトレティコの決勝になるとの予想もあるようだ。

UEFA公式サイトの記者が、前回サン・シーロでファイナルが開催された2001年は、アルゼンチン人監督が率いるスペインのクラブ(バレンシア)とバイエルンが決勝で対戦したとツイートしている。


なお、この2000-01シーズンの準決勝は、バイエルンがマドリーを下し、スペインのクラブ(バレンシア)がイングランドのクラブ(リーズ)を沈めている。歴史が繰り返されるなら…