レアル・マドリーDFアルバロ・アルベロアと、バルセロナDFジェラール・ピケが、再びツイッターで口論を繰り広げている。

マドリーは9日のリーガエスパニョーラ第32節で、MF乾貴士が所属するエイバルにホームで4-0と快勝した。一方、バルセロナは同日、レアル・ソシエダに敵地で0-1と敗れている。

前節のクラシコに続く連敗を喫したバルセロナは、２位アトレティコ・マドリーとの勝ち点差が3となり、３位マドリーにも同4と迫られている。一時はバルサの優勝が確実と言われたが、タイトルの行方は再び分からなくなった。

アルベロアはここぞとばかりに、宿敵を挑発する。元マドリーのMFアシエル・イジャラメンティやMFエステバン・グラネロをたたえ、「11人相手に勝つのがいかに難しいことか！」とツイートした。

アルベロアの発言は、チャンピオンズリーグ（CL）準々決勝セカンドレグでアトレティコが退場者を出し、バルセロナが勝利したことを皮肉ったものだ。


スペインメディアによると、ピケは試合後、「32試合で1試合しか先発出場していない選手に返す言葉はない」とアルベロアに反論。すると、アルベロアはさらに畳みかけた。「まあ、彼は正しいね」としつつ、映画「La verdad duele（真実はつらい）」とつけ加えたのだ。


アルベロアのツイートは、先日のピケのツイートを引用したものだ。CL準々決勝ファーストレグでマドリーがヴォルフスブルクに敗れた際、ピケはすぐさま「La verdad duele（西題：Concussion）は素晴らしい映画だね！　ウィル・スミスは僕がずっと大好きな役者さんだ」とツイート。間接的にマドリーをからかっていた。

すると、そのピケはアルベロアのツイートに再び反応。「Peliculónはアクセントつきだよ。抱擁を」と、アルベロアのツイートにスペイン語のスペルミスがあることを指摘する。


だが、アルベロアも負けじとやり返す。「（アクセントがあるのは）expulsión（退場）と同じだね。君は正しい。抱擁を」と再びツイート。再び退場を話題として締めくくった。


以前からSNS上でのバトルを繰り広げているアルベロアとピケ。リーガの優勝争いが再び混とんとしてきたことで、今季中に再び彼らの舌戦を見る機会があるかもしれない。