ミランとイタリアを代表するレジェンド、チェーザレ・マルディーニ氏が亡くなって6日が経った。だが、ミランには着実に「マルディーニ」の血筋が受け継がれている。

イタリア勢として初めて欧州制覇のトロフィーを掲げ、引退後にミランで指揮官も務めたチェーザレ・マルディーニ氏は、言わずと知れた偉人だ。息子のパオロ・マルディーニ氏の活躍も周知のとおり。下部組織から引退までミラン一筋だったパオロ氏の背番号3は、永久欠番となっている。

この背番号3を唯一受け継ぐことができるのが、チェーザレ氏の孫、パオロ氏の息子であるクリスティアン・マルディーニだ。ミランのユースでプレーし、今年で20歳になる。

そのクリスティアンが9日、7-4でミランが勝利したユースでのノヴァーラ戦で、ミランのキャプテンを務めた。クラブが公式ツイッターで明かしている。


同日、MF本田圭佑が所属するトップチームは、本拠地サン・シーロで王者ユヴェントスと対戦した。試合には1-2と逆転負けしたが、キックオフ前にはミランサポーターが「チャオ、チェーザレ」「永遠にロッソネーロ（ミラン）」と、チェーザレ氏を追悼するメッセージを送っている。