原因は不明だ。修正されるのかどうかも分からない。Google マップでイタリア語のスラングを検索すると、ある場所が表示されることが分かった。イタリア『トゥットスポルト』が報じている。

Google マップの検索画面で、「vai a cacare」と入れてみてほしい。まだ修正されていなければ、地図で示されるのはユヴェントス・スタジアムだ。また、「lavali col fuoco」と入れると、ナポリ近郊のヴェスヴィオ火山が表示される。

「vai a cacare」はイタリア語のスラングだ。汚い言葉だが、直訳すると「クソをしろ」。相手を罵倒する際に使われるポピュラーなスラングの一つだ。それがGoogle マップで、ユヴェントスの本拠地に導かれるのである。

「lavali col fuoco」は、直訳すると「ヤツらを火で洗い流せ」。かつてヴェスヴィオ火山の噴火に見舞われたナポリの人たちを侮辱する表現で、イタリアサッカー界ではナポリのサポーターをバカにするときに頻繁に使われる。ナポリを差別するスラングとして、処分の対象にもなる言葉だ。

なぜ、Google マップでこのような現象が起きるのかは不明という。アンチユヴェントスの人間によるハッキング行為なのか、Googleの悪ふざけなのか、それとも…。

Googleのスポークスマンは、次のように釈明している

「不適切な結果が表示されることは把握しており、不快に感じる方には謝罪する。我々のチームが不都合を解決するために動いている」