レスター・シティのクラウディオ・ラニエリ監督が記者会見で、地元の肉屋が考案した「ラニエリ・ソーセージ」を報道陣からプレゼントされた。だが、ラニエリ監督は「にんにくがキツすぎるね」と口にしなかったようだ。

岡崎慎司所属のレスター・シティは、プレミアリーグで首位を快走。残り7試合で奇跡の優勝が実現するか、世界の注目を集めている。地元の肉屋は2週間ほど前、チームを躍進させたラニエリ監督の名前を使った新商品を販売した。


昨年10月、チームが試合で失点しなかったらピッツァをおごるという約束を守っていたラニエリ監督は、報道陣に「私は選手たちにピッツァをおごった。君らが私にラニエリ・ソーセージをご馳走してくれよ」と冗談を飛ばしていた。

そして報道陣は1日、このラニエリ監督のリクエストに応えた。会見中、肉屋から「ラニエリ・ソーセージ」を差し入れたのだ。指揮官は何度も「オー、サンキュー」と感謝し、「私のサメたち(報道陣)にもあげてよ」と再びジョークを飛ばす。

ところが、笑顔を見せつつ、皿をテーブルに置いたラニエリ監督は、ソーセージに手をつけず。報道陣からうながされると、「これはにんにくだね」「私にはにんにくがキツすぎるよ」と笑顔で皿を遠ざけた。


ある記者によると、ラニエリ監督は結局、ソーセージを報道陣にプレゼントしたようだ。


レスターは3日のプレミアリーグ第32節で、吉田麻也所属のサウサンプトンと対戦する。