7日、テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」では、元プロ野球選手で2006年に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたことのある野村貴仁氏に行った独自取材の模様を放送。野村氏は、同じく覚せい剤を所持していたとして逮捕された清原和博容疑者について語っている。

覚せい剤に手を染めた理由を訊かれ、「僕は離婚の訴訟を抱えていて、資料の準備、書類を作るのに徹夜するのに眠気覚まし。そんな感じ。効くのと効かないのがありますから。徹夜しても2日ぐらい。想像以上の結果は得られなかった」と笑った野村氏は、「もっとスッキリするのかなと思った。やめられなくなるって言うじゃないですか。そんな感じじゃなかったからですね。それが全てですよね。だから中毒にもならないし、禁断症状もないし」と独特の言い回しで話を続けた。

自身の逮捕時については「丸1ヵ月くらいやってなくて、全く効かなくて。メシ食って寝て朝風呂に入りよったら、なんか警察が来た。勝手に入ってきたらいかんでしょ、ガサ入れでも」と苦笑いを浮かべたが、「ガサ入れで何も出てこなかった」と言いつつ、「尿で出ましたけどね」と振り返っている。

また、清原容疑者が覚せい剤に手を染めた理由について「僕は分からないですけど、やったからってホームラン打てるわけでもないし、やったら変になる。逆効果になる。それで成績残したわけでもないでしょ」と指摘した野村氏。「僕も連絡取ってないし。いっぺん犯した過ちは消えないからですね。前向きに生きて行くしか仕方ない」と助言も。

「今でも覚せい剤を使いたいと思ったことは?」と訊かれれば、「僕はないです」と小声になった野村氏、その理由は拘置所に入っていた際に年下の受刑者から「“2094、右やぞ”とか偉そうに言われるのが腹立つ。それで絶対やらんと思った」としている。