子育てにやさしい街

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「働きながら子育てしやすい街はどこか?」――。子育て情報サイト「日経DUAL」と日本経済新聞社が実施した「保育所に関する調査」で、堂々の第1位となったのは東京都荒川区だったことがわかった。2016年1月4日付の日本経済新聞電子版で、日経DUALの羽生祥子編集長が映像解説した。

東京編2位は福生市

自治体ランキングの評価ポイントは、認可保育園に入りやすいか、病児保育はあるか、保育料は高いか安いか、育児や家事のアウトソース先は充実しているか、学童保育は小学校6年生まであるか、など共働きで子育てしている家庭ならではの悩みに焦点を当て、12評価ポイント26項目を指数化して100点満点でランキングした。

その結果は以下のとおり。

東京編の第1位は荒川区。2位は福生市、3位は千代田区、4位が港区、5位は東大和市と稲城市だった。

荒川区は、0歳児クラスの認可保育園の申請数に対して8割の家庭しか入園できていないものの、保育所の増設に非常に力を入れ、病児保育も増やす計画。さらに、都認証保育所に通っている0歳児がいる家庭に最大6万円の差額補助をするなど、認可園に入れない家庭への手厚い補助が評価された。

一方、地方編の第1位は静岡市。2位は北九州市、3位が堺市と福岡市、5位は岡山市だった。

静岡市では、保育所に入所できるまでのあいだ保育する施設「待機児童園」を用意しているほか、子育てヘルパーの派遣などを実施していることが評価された。