2日、サッカー日本代表は、中国で行われている東アジアカップ初戦で北朝鮮代表と対戦。開始早々、武藤雄樹の代表初ゴールで先制するも後半立て続けに失点し1-2で無念の逆転負け。ハリルホジッチ体制となって初黒星を喫した。

すると同日放送、フジテレビ「すぽると!」にはFC岐阜で元日本代表・川口能活が生出演。「攻守の切り替え」をポイントに挙げ、試合を振り返った。

遠藤航のクロスに武藤が合わせた先制ゴールを「非常にいいゴール、クロスも非常によかった」とした川口だが、後半33分、同点に追いつかれた北朝鮮のロングボールに言及すると「森重が競り負けてしまったんですが、その後のカバーも少し遅れてしまった。他の選手の危険に対する予測が遅れてしまった」と残念そうな表情を見せる。

さらに後半43分の2失点目について「この前に西川選手がビッグセーブをしてちょっと皆が安心してしまった」と前置きした川口は、「クロスを上げた選手に対するプレッシャーがなくて簡単に上げられてしまってヘディングで競り負けた。やはり切り替えができてなかった」と分析すると、攻撃面にも「シュートに対する意識はあったが単調になってしまった。足下に入るプレーが多くてバリエーションが少なかった」といまひとつの評価とした。

それでも今後については「アウェーの洗礼は受けるんですけど、厳しい環境だと逆に集中力は高まりますし団結力も強まる」と過去幾度と戦ってきたアウェーの経験から代表を鼓舞した川口は「ピッチ上でよりコミュニケーションをとるようになるので一体感が生まれてくる。チームとしてプラスになる材料はある」と前向きに語った。