「露骨にいやな顔をされる」「臭いと言われる」そんな悪いことですか? 喫煙者の主張は……!
あなたはタバコを吸っていますか? 最近、喫煙所が少なくなる等の理由から肩身の狭い思いをしている喫煙者も多いようですね。喫煙者にとっては世の中のタバコに対する評判について思う事もあるようで……。今回は喫煙者の主張をご紹介したいと思います。
まず、社会人男女466人にタバコを吸っているか? と質問してみると、
はい……7.7%
いいえ……92.3%
タバコを吸っている人は意外と少数派のようですね。「はい」と答えた、喫煙者に「タバコを吸っててよかった」と思うことについて聞いてみました。
■タバコを吸っててよかったと思うこと
・「手持ち無沙汰を解消。気を紛らわせれる」(男性/35歳/小売店)
・「社内の喫煙所で部署を超えた情報交換ができる」(男性/47歳/建設・土木)
・「喫煙室会議がいまだにあるので、いろんな人とつながりを保つ一助になっている」(男性/40歳/学校・教育関連)
・「頭の切り替えになる。次の行動に移る時に頭の整理の時間のきっかけになる」(男性/46歳/クリエイティブ)
・「ストレス発散と喫煙所で別の会社の方と知り合えるので、いろんな話が出来る」(女性/33歳/医薬品・化粧品)
・「喫煙者同士で話が盛り上がる。喫煙者同士の結束のようなものが生まれる」(男性/32歳/商社・卸)
・「タバコを吸いながらやると、やる気が出て集中できる」(男性/50歳以上/金融・証券)
喫煙所でできるコミュニティがあるようですね。いつも話さない人と喫煙所で話しができたりすると、人間関係も広がるし、仕事のリフレッシュにもなるようです。
また一方で、
・「ストレス発散ではあるが高いので経済的なストレスでもある」(女性/46歳/主婦)
と、タバコが高価な事が不満だ、と言う意見も。他にも喫煙者たちが不満に思う事について、詳しく聞いてみました。
■喫煙者だからこそ感じる世の中の不満を教えてください
・「喫煙場所さえ各所にあれば不満はないが、実情は探さないと見つからないことが多い」(男性/50歳以上/建設・土木)
・「臭いとか言われて煙たがられる」(男性/50歳以上/金融・証券)
・「タバコを吸ってる=悪というような風潮になっている」(女性/39歳/医療・福祉)
・「何故、分煙が進んでいるのにも関わらず喫煙者が悪く言われるのかがわからない」(女性/32歳/その他)
・「喫煙できる飲食店にも関らず露骨に嫌な顔をする人がいて困る」(女性/46歳/クリエイティブ)
・「すうべきところですっているのに変な目で見られるのは心外」(男性/47歳/医療・福祉)
マナーを守っている喫煙者にとっては世間の視線が冷たいことに、納得いかない部分もあるようですね。
いかがでしたでしょうか。タバコは百害あって一利なし、なんて言いましたがコミュニケーションが取れたりストレスが発散できたりと、いいこともあるようですね。一方で喫煙者にとってはやはり肩身が狭い昨今ですから、まだタバコを吸ったことがない、禁煙中だという人なら喫煙に対するリスクを慎重に考えたほうがよさそうですね。
(文・安井久美子)
調査期間:2015/5月(フレッシャーズ調べ)
調査対象:社会人 男女
有効回答件数:466人