写真は公式HPより

 ダウンタウンの松本一志がメインMCを務め、旬の話題に対して独自の視点で論争を繰り広げる『ワイドナショー』(フジテレビ)。6月14日の放送回では、武田鉄矢、坂上忍など大物芸能人がゲストで登場。元モーニング娘の加護亜衣(27)のDV報道について言及した。

武田鉄矢が語るDV論

 DV報道の概要は以下のとおり。

 夫の加護陽彦(47)が加護亜依に全治10日間のケガを負わせたとして、傷害容疑で逮捕された。5月12日に家庭内暴力を受けた際から警察が捜査を続けていた。一方の陽彦は容疑を否認しているという。

 加護同様に幼少期から芸能活動をしている坂上忍(48)は、

「今日たまたま言われたんですよ。小さい頃から仕事をしているとこういう風になっちゃうんですかね? って。こういう言い方をされると、僕はイラっときます。結局は本人の問題」

 とキッパリ。一方、武田鉄矢(66)は、

「DVで女性を悩ませる男性ってタイプ似てるよね。愛憎が深いっていうか。愛憎が深いとドラマチックだから女性は惚れてしまう」
「暴力を振るっといて、泣き出して抱きしめる男に弱い女性がいる」

 数々の恋愛ドラマにも出演している武田鉄矢、俳優ならではの視点から主張した。

 これを受けて、松本人志は、

「(DV後に仲直りすることで)絆が深まったみたいに勘違いするのではないか。筋トレの考え方ですよね、一回筋肉が千切れて強くなるみたいな……」

 今回の騒動を、趣味の筋トレに例えて笑いを誘っていた。

 被害者の加護亜依は、幼い頃から芸能界入りし、トップアイドルグループのモーニング娘の一員として活躍。しかし、両親の度重なる離婚のせいもあって、当時に稼いだお金は兄弟の生活費に充てられていた。そういった家庭環境のせいなのかもしれないと、一部では同情の声も集まっている。

 しかし、ここで再び坂上忍がこう語った。

「家庭環境のせいにするべきではない。自分の人生なのだからこのままで良いはずがない。どこかで変えないといけない」

 と、加護に対して終始厳しい言葉を投げかけていた。

 アイドルと子役。ジャンルこそ違えど、幼少期からメディアに出る立場だった坂上と加護。坂上本人も離婚を経験しているだけに、自分自身を戒めるためにもあえて強気の姿勢を取っていたのかもしれない。

(取材・文/伊藤鷹)