【肉】お腹からニンニクがドバッ! チキン一筋33年「ブエノチキン」が激ウマ【沖縄】

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沖縄県浦添市でチキン一筋33年、チキンの丸焼き専門店として営業している「ブエノチキン浦添」。

北は北海道から南は鹿児島、そして沖縄の離島まで、全国にファンを持つその味は愛情深い家族3人の手により作られている。GWに合わせ“4・29=ヨイニクの日”からは待望のイートインスペースもオープン。ジューシーでビールのよく合う美味しさの秘密に、潜入取材で迫ってみました。

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12時開店となるブエノチキンへ11時にお邪魔すると、店内は丸焼きチキンの仕込み真っ最中。さっそく取材に入らせてもらうと、今朝〆られたばかりの沖縄県産やんばる若鶏がドーンと居並びお出迎え。

お店の2代目として現在修業中のブエコさんが「若鶏なので柔らかくて美味しいし、忙しい時は1日に100羽以上出るんです」と教えてくれる。ブエコさんはコピーライターとして華々しく活躍しながら、初代店長でお父様のコウエイさんとお母様のサチコさんが30年守ってきた味を継ぐため、3年前に退職して修業に入ったのだとか。ブエノチキン、その味には家族の愛と歴史が詰まっているのです。


袋に入り届けられる真っ白なチキンは、まず秘伝のタレにじっくり漬け込まれた後、2時間に及ぶロースターでの焼き上げへと回されます。店内にはもともと米軍基地で使用され、その後でお店に移って述べ40〜50年使われているという年季の入ったロースターの姿も。こちらのロースター、たまに機嫌が悪いと止まってしまうことがあるものの、まだまだ十分現役とのことで味わい深い焼き上がりが期待できます。

そうこうするうち、すでに稼働中のロースターから次々チキンが焼き上がってきます。ブエノチキンでは一羽丸ごとはもちろん、カットしての販売もあるため、そのさばく様子も見させてもらうことに。

串に刺さった状態でロースターから運ばれてきたこんがり色のチキンは鉄板の上に寝かされ、ここでブエコさんとサチコさんの手により切り分けられます。ブエコさん曰く「お腹から開くのがブエノ流」とのことで、ハサミの入ったお腹から、ニンニクがワッと飛び出すさまはなかなかにイリュージョン。さながら“チキンマジック”といったところです。

ブエコさんとサチコさんはテキパキ、とても手際よくチキンを切り分けていき、カメラをスポーツ仕様にしていないと画像にブレが生じてしまうほど。チキンは食べやすい一口大にカットされるとアルミホイルに包まれ、紙袋に入れられて店内の保温ボックスで保管されます。

ニンニクがたっぷりということで匂いを気にされる向きもあるかしれませんが、酢の消臭効果と、じっくり熱を通すことで臭みが消えるのでご安心を。

コウエイ店長もこれに加え「うちは大体2時間焼くから脂が絞れるのと、お酢とニンニクが入って健康にとってもいいって、みなさんそれを目当てに買いに来てくれます」と胸を張る。「風邪を引いたら体力をつけるために買いにくる人が多いですね」とも言い、たしかに効果がありそうだ。

さて肝心の味はというと、チキンの入った袋を前にしただけで香ばしい鶏肉とニンニクの香りが辺りに漂い、噛みつけば肉は柔らかく肉汁はジューシー、それでいてお酢の効き目と脂が落ちていることからしつこさはなく、思わずビールが欲しくなってしまいます。沖縄の風を浴びながら野外でビール&ブエノチキンなんてした日には、社会復帰が困難になること請け合いです。

前述のように、ブエノチキンで販売されているのはこのチキンの丸焼き一品だけ。そのこだわりについて尋ねるとコウエイ店長は、

「チキン一筋、この一品だけでもう33年になります。食べるためにいろいろバイトをしながらやりました。みんなから『弁当を出したらどうだ』とかアドバイスを受けたけど、そういうこともせずバイトで稼ぎながら細々と続けて。(他の料理やお弁当をやらなかったのは?)難儀だから(笑)。一口に弁当というけど大変だからね」と話して笑ったが、チキン一本でお店を30年以上切り盛りしてきた凄みを感じさせた。

さて、黄色に赤文字の看板が何だか元気にさせるブエノチキンは、これまでテイクアウト専門店として営業してきたが、店内で食べたい!というニーズの高まりを受け、GWからは遂にイートインスペースもスタート。

これで旅行客にとって課題であった“ブエノチキンどこで食べるか問題”も解消です。個人的にはブエノチキンを食べるために沖縄へ行きたくなったりするぐらいなので、是非みなさんも沖縄旅行の際はその行程に組み込まれてみては。

もちろん、沖縄へ行くことができなくても全国への配送に対応しており、様々なお祝いやパーティーなんかにうってつけ。南の島のウマいチキン、一食の価値ありです。