ワールドサッカーダイジェストが厳選!「移籍マーケット 今夏の主役候補TOP20」 エディンソン・カバーニ & トゥーレ・ヤヤ
今夏の移籍マーケットを賑わす主役候補を『ワールドサッカーダイジェスト』が厳選してお届けするシリーズ企画。
ポール・ポグバとイルカイ・ギュンドアンに続いて紹介する注目銘柄は、エディンソン・カバーニとトゥーレ・ヤヤだ。
――◆――◆――
今夏の主役候補(3)
エディンソン・カバーニ(FW/パリSG)
昨シーズンに続いて本職ではないウイングで起用されているため、モチベーションが低下しているのだろう。今シーズンは持ち前の決定力が鳴りを潜め、周囲を納得させるだけのパフォーマンスを披露できていない。
CFのズラタン・イブラヒモビッチの陰に隠れる現状に不満を抱くストライカーは、今夏の退団を示唆。ユベントスやマンチェスター・ユナイテッドなど複数のメガクラブが、新エース候補としてその動向を注視している。
もっとも、パリSGに安売りする気は毛頭ない。昨夏と同様、この夏もファイナンシャル・フェアプレー抵触によるペナルティで補強費が6000万ユーロ(約84億円)に制限されているため、獲得を狙うケビン・デ・ブルイネ(ヴォルフスブルク)やポール・ポグバ(ユベントス)を手に入れるには、現有戦力をできるだけ高値で売り、補強費に加算できる金額を増やす必要があるからだ。
実際、ナセル・アル・ケライフィ会長は先頃、5000万ユーロ(約70億円)程度では交渉に応じないと明言した。2013年夏にナポリから獲得した際に支払った6450万ユーロ(約90億3000万円)に近い額が、交渉の出発点となりそうだ。
今夏の主役候補(4)
トゥーレ・ヤヤ(MF/マンチェスター・シティ)
2010年7月から続くマンチェスター・シティとの蜜月は、今夏に終焉を迎える可能性が高そうだ。
移籍を示唆するコメントで昨夏から幾度となく世間を賑わせているのが、ディミトリー・セルク代理人。トゥーレ・ヤヤの処遇についてクラブを批判しては退団をほのめかしたり、他クラブから実際にコンタクトがあると明言したり、刺激的な言動が続いている。
チームに不可欠な中心選手であるのをいいことに、17年6月で切れる現行契約の更新を見据え、よりよい条件を引き出そうとメディアを利用して駆け引きしていた側面もあっただろう。
ただ、キャリアハイの20得点を挙げてプレミアリーグ優勝に貢献した13-14シーズンから一転、14-15シーズンはトゥーレ・ヤヤのパフォーマンスが目に見えて低下した。戦力としての重要度は目減りしており、32歳という年齢も考えればクラブにとっては今夏が売り時で、一気に退団に傾きかけている。
獲得を熱望しているのが、インテルのロベルト・マンチーニ監督だ。トゥーレ・ヤヤとは、シティで指揮を執っていた09〜13年のうちの3年間苦楽をともにした間柄。かつての恩師からのラブコールに、首を縦に振っても不思議はない。
もっとも、そのインテルを含めた受け入れ先にとっての大きな障害は、週給4000万円(推定)を受け取る高額のサラリーだ。移籍金も決して安くはないだろう。
全額を負担できるのは一部のメガクラブに限られており、本人が年俸の大幅ダウンを受け入れるかどうかがひとつの焦点。結果的に残留という決着も考えられる。
ポール・ポグバとイルカイ・ギュンドアンに続いて紹介する注目銘柄は、エディンソン・カバーニとトゥーレ・ヤヤだ。
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今夏の主役候補(3)
エディンソン・カバーニ(FW/パリSG)
昨シーズンに続いて本職ではないウイングで起用されているため、モチベーションが低下しているのだろう。今シーズンは持ち前の決定力が鳴りを潜め、周囲を納得させるだけのパフォーマンスを披露できていない。
CFのズラタン・イブラヒモビッチの陰に隠れる現状に不満を抱くストライカーは、今夏の退団を示唆。ユベントスやマンチェスター・ユナイテッドなど複数のメガクラブが、新エース候補としてその動向を注視している。
もっとも、パリSGに安売りする気は毛頭ない。昨夏と同様、この夏もファイナンシャル・フェアプレー抵触によるペナルティで補強費が6000万ユーロ(約84億円)に制限されているため、獲得を狙うケビン・デ・ブルイネ(ヴォルフスブルク)やポール・ポグバ(ユベントス)を手に入れるには、現有戦力をできるだけ高値で売り、補強費に加算できる金額を増やす必要があるからだ。
実際、ナセル・アル・ケライフィ会長は先頃、5000万ユーロ(約70億円)程度では交渉に応じないと明言した。2013年夏にナポリから獲得した際に支払った6450万ユーロ(約90億3000万円)に近い額が、交渉の出発点となりそうだ。
今夏の主役候補(4)
トゥーレ・ヤヤ(MF/マンチェスター・シティ)
2010年7月から続くマンチェスター・シティとの蜜月は、今夏に終焉を迎える可能性が高そうだ。
移籍を示唆するコメントで昨夏から幾度となく世間を賑わせているのが、ディミトリー・セルク代理人。トゥーレ・ヤヤの処遇についてクラブを批判しては退団をほのめかしたり、他クラブから実際にコンタクトがあると明言したり、刺激的な言動が続いている。
チームに不可欠な中心選手であるのをいいことに、17年6月で切れる現行契約の更新を見据え、よりよい条件を引き出そうとメディアを利用して駆け引きしていた側面もあっただろう。
ただ、キャリアハイの20得点を挙げてプレミアリーグ優勝に貢献した13-14シーズンから一転、14-15シーズンはトゥーレ・ヤヤのパフォーマンスが目に見えて低下した。戦力としての重要度は目減りしており、32歳という年齢も考えればクラブにとっては今夏が売り時で、一気に退団に傾きかけている。
獲得を熱望しているのが、インテルのロベルト・マンチーニ監督だ。トゥーレ・ヤヤとは、シティで指揮を執っていた09〜13年のうちの3年間苦楽をともにした間柄。かつての恩師からのラブコールに、首を縦に振っても不思議はない。
もっとも、そのインテルを含めた受け入れ先にとっての大きな障害は、週給4000万円(推定)を受け取る高額のサラリーだ。移籍金も決して安くはないだろう。
全額を負担できるのは一部のメガクラブに限られており、本人が年俸の大幅ダウンを受け入れるかどうかがひとつの焦点。結果的に残留という決着も考えられる。