【ファンキー通信】双子を産みたかったら、動物性食品を食べろ!?

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 某化粧品のCMで、まばゆいほどのウインクを披露している人気モデルの「エビちゃん」こと蛯原友里さんには、双子の妹がいるらしい。詳しいことは不明だが、もし彼女が一卵性の双子であった場合、蝦原家にはあの「エビちゃん」が2人存在することになり、お父様はさぞかしご満悦なことだろう。いいな〜、家にエビちゃんが2人もいるなんて。私も可愛い双子の娘が欲しい!!

 まぁ、産まれてしまえば、どちらにしても、自分の子どもが「一番可愛い!」と思えるもの。とはいえ、双子を意図的に授かるようにできるのだろうか?

 と探していたら、何やら「双子を産む方法」なるものがあるらしい。アメリカの科学雑誌『Reproductive Medicine』に掲載された研究結果によると、「日常的に牛乳を飲む人は、動物性食品をまったく食べない女性よりも、双子を出産する確率が5倍も高くなる」とのこと。「動物性食品って、何?」という方のためにご説明すると、肉類や魚介類、卵や乳製品などの「動物に由来する食品」のことを指している。

 研究では、この動物性食品である牛乳を飲む女性と、菜食主義などで動物性食品を口にしない女性とで、双子の出生率を比較。その結果、動物性食品に含まれる「IGF」というタンパク質が、卵巣の感受性を高め、また卵子の生産数を増やすのに一役買っていることが判明したのだとか。

 う〜ん、「不妊治療を受けると双子を妊娠しやすくなる」という説は耳にしたことがあるけれど・・・。動物性食品を多めに摂取するだけで、本当に双子が妊娠できるものなのだろうか? 双子などの多胎児を産み育てる家族をサポートする任意団体「多胎育児サポートネットワーク」に問い合わせてみた。

 「動物性食品で双子を妊娠・・・というのは、初めて聞きました。ただアフリカや中南米で、ヤムイモ類をよく食べる地域で双子が多く生まれている、という話をある産婦人科医から聞いたことはあります。しかしあくまで状況証拠であり、決定的要因とは断定できません。アフリカのある地域では、日本人のおおよそ5〜6倍の確率で双子が生まれています。また、黒人、白人、黄色人種の順で双子を生む確率は少なくなります。日本は現状で、100回の出産に対して1回の割合で双子、三つ子、などの多胎児が生まれています」(多胎育児サポートネットワーク スタッフ)

 なるほど。ちなみに「不妊治療を受けると双子を妊娠しやすくなる」という説は本当らしく、それは妊娠の確率を上げるために受精卵を2〜3つ着床することから生じるものらしい。そういった社会的背景もあって、近年では子どもの数自体は減少しているものの、双子の出生率は増加しているのだとか。双子化社会になる日も、近いかもしれない。(安田明洋/verb)

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