園内では女性のグループらが、あじさいに見入っていた(撮影:吉川忠行)

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東京都練馬区のとしまえんで2日、梅雨入りを予感させる空模様のもと、「第3回あじさい祭り」が始まった。30日まで。

 園内にはホンアジサイや黒姫など、140品種8500株のあじさいが植えられている。昨年と比べて2000株増えた今年は、春から秋まで何回も咲く「エンドレスサマー」や、国内では珍しいあじさいの木「ホワイトツリー」が目玉。また、「山あじさいの小径(こみち)」と名付けられたエリアには、60種の山あじさいや桜をはじめとする草木が植えられている。

 あじさいを見るために集まったという近隣に住む40代の女性らは「きれいで、かわいいですね。もう少しすると見ごろでしょうか」と、まだ満開に至っていないあじさいを見て少し残念そうだった。

 としまえんの担当者によると、以前から園内にあじさいは植えられていたという。近年同園がターゲットを若者中心から全年齢層向けに回帰したことに伴い、2003年から「あじさい祭り」を始めた。また、今後もあじさいの種類や株数を充実させていきたいとのこと。

 同園では、19日にNHKの「趣味の園芸」講師によるあじさいの育て方講座が開かれる。開園時間は午前10時から午後6時まで(火・水曜定休)。入園料(としまえんの入園料)は大人:1000円、子ども:500円。あじさい祭りの期間中は、40歳以上は300円。【了】