「核実験をしても、北朝鮮には何の利益もないということを知らしめるため」と語る菅義偉衆院議員

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自民党の北朝鮮経済制裁シミュレーションチームがまとめた、北朝鮮の核実験実施を想定した新たな経済制裁案について、同チーム座長の菅義偉衆院議員は1日、ライブドア・ニュースの取材に、「北朝鮮の経済にとって極めて大きな打撃になる」と答えた。

 同案では、国連安全保障理事会の決議がなくとも、日本単独で制裁に踏み切る。また、昨年に同チームが作成した◆「万景峰(マンギョンボン)号」など北朝鮮船舶の全面入港禁止◆送金・携帯輸出などの全面禁止◆資本取引・役務取引の全面禁止−といった「5段階制裁プラン」の、すべての制裁措置を即時に発動するとしている。近く党拉致問題対策本部(本部長・安倍晋三幹事長代理)で決定し、政府に働きかける。

 菅氏は「北朝鮮にとって日本との経済関係は大きい。日本が金の流れなどを全て止めたら、北朝鮮には極めて大きな打撃になる。核実験をしても、北朝鮮には何の利益もないということを知らしめるために、一挙に発動することにした」と、強硬姿勢を示すことによって北朝鮮を牽制する狙いを語った。【了】