改革派官僚として活躍しながらも、経産省を退職した古賀茂明さんとの本を先日、発刊した。『決別!日本の病根』である。このタイトルには、農協や医師会、電力業界といった既得権益者、さらに経産省や官僚組織など、改革への歩みを阻む「日本の病根」と「決別」しよう、という思いを込めた。古賀さんが、日本中枢の崩壊を内側から告発して、霞ヶ関から追い出されたのは、9月末のことだ。ちょうどその頃、僕は古賀さんと何度も対談