「給費制」や法科大学院をめぐり、「おカネ持ちしか法曹になれない」という問題が指摘されています。その通り、いや、そんなことはない、というやりとりも議論のなかでなされてきたのですが、これは以前にも書きましたが、この問題は、法曹志望者の機会保障という意味と、もう一つは、法曹の人材の偏りという意味で、その現実的な弊害を考える必要があります。後者に関しては、もし「おカネ持ちしか」ということであれば、その