もはや死語!? 「遠い目」になってしまう「懐かしIT用語」10選
IT世界の技術は日進月歩、ものすごいスピードで進化していくといわれます。さまざまなIT用語が登場しては後ろに飛び去っていきます。わずか数年前の言葉なのに、今聞くとなぜか「遠い目」になってしまうことがありますね(笑)。今回は、そんな「懐かしIT用語」を集めてみました。
■テレホーダイ
ネット接続は主に普通の電話回線、従量課金制がメインの料金形態だった時代の用語。深夜早朝の時間帯(23時〜翌日8時)に限って、利用時間にかかわらず料金が定額で安く済むというサービスです。「テレホ」と略称で呼ばれ、その時間帯にはネット接続が集中するという現象が起きました。ちなみにテレホーダイはまだサービスとして存在します。
■Web2.0
「ウェブの新しい利用法を指した言葉」で「情報の送り手と受け手が流動化し、誰もが情報の発信者になれる状況のこと」だそうです。この言葉が登場した2005年のころから意味が分からなかった人は少なくないのだとか......。
■ナップスター
P2P技術を使って、音楽ファイルを共有できるようにしたサービスの名称。また、そのためのソフトの名称。音楽がただで入手できる! と大流行しましたが、当然のごとく著作権問題が起こり、アメリカレコード協会(RIAA)などから提訴され敗訴。サービスはなくなりました。現在では「P2P」という言葉自体もあまり聞かなくなりましたね。
■セカンドライフ
インターネット上に作られた仮想世界で仮想生活を送れるというサービス。2003年にサービスインし、日本でも大々的に宣伝されましたが、あまり流行りませんでした。
■2000年問題
「Y2K」というカッコいい呼び方もありました。グレゴリオ暦2000年になると、コンピューターが誤動作するとされた問題のこと。対応プログラムの開発などで、1999年は大騒ぎになりました。「ノストラダスムの大予言はこのことだった」というオカルト話があったほどです。
■ネットサーフィン
インターネットであちこちのサイトを見て回ることです。今ではすっかり死語になっていますね。それはもはや「普通のこと」ですから。
■リッピング
映画などのDVDや音楽CDのデータをパソコンに取り込む作業のこと。この言葉が流行した当時は、リッピングのやり方を特集するパソコン雑誌が多くありました。
■マルチメディア
グラフィック、音声、動画など複数の形式のデータをまとめて扱うメディアのこと。といっても、もはや全くピンときませんが、1980年代の終わりから1990年代の前半にかけては盛んに使われました。
■ユビキタス
「いつでも、どこでも、誰でもコンピューターが使える」環境、インターフェース、テクノロジーを指すそうです。定義がはっきりしないとされる言葉でもあります。2006年ごろから広く使われるようになったといわれています。
■ブロードバンド接続
「ブロードバンドインターネット接続」です。大容量通信ができるインターネット接続サービスのことです。最近では光ファイバーを使った接続が普通になっているため、「ブロードバンド」なんてあらためて言うこともなくなっていますね。
いかがでしたか。皆さん「遠い目」になっていただけたでしょうか。そろそろ「クラウド」「ビッグデータ」なども危険域に入ってきたように感じる昨今です。あなたは、どんなIT用語を聞くと「遠い目」になりますか?
(高橋モータース@dcp)
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