ミランは2日のセリエA第26節でユヴェントスにホームで0−2と敗れた。クラレンス・セードルフ監督が両腕を広げている写真があるが、これがミランサポーターの気持ちを象徴しているだろう。

チャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリー戦のように、ミランは良いプレーをしたにもかかわらず敗れた。セードルフ監督は試合後、次のように話している。

「確かに負けたが、パフォーマンスは本当に良かった。相手が素晴らしいチームなのは分かっていたことだ。彼らの強みを抑えようとした。先制点が試合の展開に影響したね。ユーヴェはあれでより我々の出方を待てるようになったからだ」

「だが、ミランのさらなる成長ぶりも見ることができた。私は選手たちに勇気を伝えようとしてきたんだ。正しい道にいることを自分たちに示すチャンスだった。このパフォーマンスは、この道で力強く続けるための自信と士気につながる。もちろん、ゴールを決めなければいけないんだけどね」

「どこがユーヴェを止められるか? 彼らは戦車なんだ。いつもその強さを示してきて、今日は(カルロス・)テベスが違いとなった。ワールドクラスの選手だ。先制点の場面でも彼は素晴らしいプレーをし、それから2点目を自ら決めた。私もキャリアでああいうゴールを決めたことがある。拍手を送るしかない。我々にはたくさんのチャンスがあったが、ゴールにつなげることができなかった」

「彼らの自信が違いとなっている。だが、我々にもそういう選手たちはいるんだ。カカーとかね。本田(圭佑)? 批判するべきではない。彼はこういう試合を戦うことに慣れていないんだ。確かに臨んでいたようなことはできなかったが、私は彼を強く信じている」

「2失点に関しては、我々がいくつかのミスも犯している。1点目は(シュテファン・)リヒトシュタイナーの飛び込みを防がなければいけなかったし、2点目は(ウルビー・)エマヌエルソンがもっと絞らなければいけなかった」