元イタリア代表のジェンナーロ・ガットゥーゾ氏、クリスティアン・ブロッキ氏が、新たな八百長調査でクレモナ検察の捜査対象となった。

今回の捜査では4名が逮捕され、共同謀議とスポーツ詐欺を働いたと疑われている。4名は仲介役を務めていたと見られている。イタリアの複数の街で家宅捜索が行われ、ガットゥーゾ氏とブロッキ氏の自宅も対象となった。両名は逮捕されたうちの1名とコンタクトを取っていたと見られている。

今回の捜査では新たに20名ほどが対象となっており、ニコラ・ミンガッツィーニ、ダヴィデ・ボンバルディーニ、レオナルド・コルッチ、クラウディオ・ベッルッチらが含まれている。現役選手では、クラウディオ・テルツィとファブリツィオ・グリッロが対象となった。前者は現在パレルモ、後者はシエナに所属している。

捜査対象となった試合は、2011年2月1日のラツィオ戦、2月20日のキエーヴォ対ミラン戦、3月13日のミラン対バーリ戦、2012年4月11日のユヴェントス対ラツィオ戦、2013年4月28日のパレルモ対インテル戦となっている。

クレモナ検察によると、2012-13シーズンも53試合で八百長の企みがあったとされている。セリエAでも2013年4月13日のパレルモ対ボローニャ、同日のペスカーラ対シエナ、4月28日のパレルモ対インテル、5月5日のパルマ対アタランタが対象となった。