インテル、来季5選手の獲得決定か…クラブ幹部は発言を否定

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 日本代表DF長友佑都の所属するインテルのマルコ・ファッソーネ代表取締役が、サンプドリア所属でアルゼンチンとイタリアの二重国籍を所持するFWマウロ・イカルディなど5選手の獲得で合意したとコメントしたことを報じられたが、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、ファッソーネ氏自身が否定した。

 ファッソーネ氏は、スマートフォンの発表イベントに出席した際、「我々の経済状況では、クレイジーな投資は許されない。だが、来シーズンに向け、興味深い5選手との契約を完了した。(ディエゴ)ラクサール、(ウーゴ)カンパニャーロ、(マルコ)アンドレオッリ、(ルベン)ボッタ、(マウロ)イカルディだ」とコメントしたと、イタリア各メディアで報じられた。

 しかし、『ガゼッタ』の取材でファッソーネ氏は、「契約を結んだとは発言していない」と否定。だが、5選手のインテル加入は以前から報じられており、同紙は、「5選手の移籍は新しい情報ではなく、すでに決まっていること」と、併せて報じている。

 アンドレオッリはインテルの下部組織出身で2007年まで在籍し、今夏にキエーヴォとの契約が満了する。同様にカンパニャーロもナポリとの契約が今シーズン限りとなっている。23歳のボッタはボカ・ジュニアーズの下部組織出身で、現在はコパ・リベルタドーレスにも参戦しているティグレで活躍している。ラクサールは、ウルグアイのデフェンソール所属で、すでに移籍に合意していると報じられており、2選手も移籍金無しで加入すると見られている。

 20歳のイカルディは、2008年にバルセロナの下部組織に入団し、2011年からサンプドリアユースでプレー。今シーズンは、リーグ戦27試合(途中出場6試合)に出場し、チームトップの9得点を挙げている。移籍金は1500万ユーロ(約19億円)程度になり、インテルの若手選手が共同保有されると見られる。