ハッカー集団アノニマス、6月25日に北朝鮮の核施設を攻撃すると予告

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北朝鮮の韓国向け宣伝サイト「わが民族同士」をハッキングした国際的ハッカー集団「アノニマス」を名乗るグループが8日、公式ツイッターを通じ、北朝鮮の核施設のネットワークを攻撃する計画があることを明らかにした。

攻撃計画を発表したのは、アノニマスに所属する「アノニマス・コリア」。ツイッターを通じ、6月25日に北朝鮮内部のインターネットネットワークをハッキングしてホームページや核施設を攻撃する計画があり、現在は準備段階だと明かした。

北朝鮮内部のインターネットネットワーク「光明網」は、外部のネットワークと切り離されているが、アノニマス・コリアはネットワーク「忍者ゲートウェイ(Ninja-Gateway)」を構築して内部と外部をつなげる計画を立てているという。「忍者ゲートウェイ」の構築に成功すれば、2010年にイランの核施設がコンピューターウイルス「スタックスネット(Stuxnet)」によってサイバー攻撃され稼働不能に陥ったのと同じような被害が北朝鮮で起こるとされる。

アノニマスコリアは今月6日、「わが民族同士」をハッキングして得たという1万5000千人分の会員情報(ID、名前、メールアドレス、生年月日、ログインした日、暗証番号など)をインターネット上に公開した。約2600人分が韓国人のものとみられ、現在韓国では大きな波紋を呼んでいる。

アノニマスコリアの活動拠点は韓国。活動している人物も韓国人とみられているが、正体は分かっていない。北朝鮮が「わが民族同士」のハッキングに関し、韓国政府の仕業だと非難する声明を出したが、アノニマス側は「自発的な作戦を遂行したまでだ」と述べ韓国政府との関係を否定した。

・参照:聯合ニュース
・参照:Anonymous Korea

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