「知名度不足」で最初の出版企画はボツに…―元“ラーメン女子大生”インタビュー(1)
年間350杯、1日1杯ペースでラーメンを食べ続ける日本初の“女性ラーメン評論家”本谷亜紀さん初の著作となるラーメンガイド『日本初の[女性ラーメン評論家]になっちゃいました!』(扶桑社/刊)が刊行!
大学在学中は“ラーメン女子大生”として、メディアなどに出演しラーメンを紹介してきた本谷さんだが、この本では本当にお勧めしたい東京の40軒のラーメン店をはじめ、地方の名店なども網羅。ラーメンが食べたくなる写真もばっちり掲載されている。
というわけで、新刊JP編集部は初めてのラーメン本を出版した本谷さんを直撃! お話をうかがってきた。
(新刊JP編集部/金井元貴)
■かつて出版社にラーメンガイドの企画を持ち込んだが「知名度不足」でボツに…
―女性ラーメン評論家という肩書きは日本で初めてだそうで、ちょっと意外だったのですが、まずどうしてラーメン評論家の道を選んだのか、お聞かせいただけますか?
「純粋に美味しいラーメンを紹介したいという想いが強かったからですね。でも、女性のラーメン評論家がいないというのは私も調べていてびっくりしました」
―ラーメンが好きな“アイドル”はいますよね。その中で評論家を選んだのは?
「真面目にラーメンと向き合いたいというのがすごくあったんです。アイドルは少しキャッチーな印象がありましたし、評論家という肩書きを背負うことで覚悟も生まれました」
―本谷さんは子どもの頃からずっとラーメンが好きだったんですよね。
「これは親の影響が大きいですね。父親が麺好きで、3食お米を食べるように、ラーメンを食べていたくらいでした(笑)。だから、年間350杯も食べるの?と驚かれるんですけど、1日1食と考えれば珍しくないと思います」
―でも、毎日食べてくると飽きが来ないのかなと思いますが…。
「全然来ないですね。やっぱり麺、スープ、その組み合わせで何百種類にも広がりますし、バリエーションもすごく豊富なんですよ」
―確かにラーメンにはいろいろな味がありますからね。
「そうなんです! 塩でもしょうゆでも、少しテイストを変えれば全く違う味に変わります。ただ、ずっと味噌ラーメンを食べていると、ちょっと今週は控えようかなと思うことはあります(笑)」
―お店に食べに行った際に、具のトッピングはされますか?
「初めて行くお店は、そのお店の一番のお勧めを食べようと思っているので、なるべくしないようにしています。でも、いつもあまりしないですね。トッピングするんだったら、もう一軒行きたいです。唯一、ワンタンがあれば、トッピングしちゃいます。大好きなんですよ(笑)!」
―毎日のようにラーメンを食べていて、体型の維持や健康面について気を付けていることも多いと思いますが、何か対策などはされているのですか?
「いろいろな方に聞かれるんですが、実は太り始めているんです…。ラーメンを食べない子よりはかなり太ってきているんですけど、それでも私はラーメンを食べたいんですよね。
それで、気を付けていることですが、ラーメンも普通の人よりたくさん食べるけれど、その分、野菜も食べて代謝を良くするようにしています」
―野菜たっぷりのタンメンを食べたりするんですか?
「そういう風に摂ることもありますが、朝に野菜をたくさん食べたり。野菜は一日に一回、たくさん摂るようにしています」
―そして今回、初めての単行本となる『日本初の[女性ラーメン評論家]になっちゃいました!』が出版されました。書籍が完成されて、今、どのような想いですか?
「実は去年、自分から出版社に企画を持ち込んだこともあったんですよ。ただ、知名度不足でバッサリ切られてしまって…。そういう中で、自分の出したいスタイルで、ラーメンの魅力を表現できる出版社と出合えたことが良かったです。また、完成したのを見て、やりたいことをやり尽くしたなと思いますね」
―つまり、自分が本当に好きな店、お勧めしたい店を書き尽くせた、と。
「そうですね。テレビではスタッフさんが用意したお店の評論をすることが多いのですが、この本はお店の選定から全部自分で決めましたから、本当に好きなお店のみ載せています」
―この本は東京のラーメン店が中心に掲載されていますが、各地方の名店もしっかり押さえているのがポイントだと思います。
「そうなんですよ。ラーメンって東京だけじゃないんです。地方もすごく美味しいし、個人的に遠征が大好きなんで、そのワクワク感が少しでも伝わればいいなと思います。東京じゃありえないようなラーメンがありますよ」
―色のインパクトでいえば、富山にはスープが真っ黒なラーメンがありましたよね。
「“富山ブラック”ですね。大好きです。こういう美味しいお店がたくさんあるので、少しでもスペースをもらって掲載したいと思っていました」
―ラーメンは、そのスープのベースによって味が大きく変わりますが、この本はいろんな味を網羅していると思います。本谷さんが特に好きな味はなんですか?
「基本的には塩やしょうゆのようなさっぱりした味が好きです。毎日食べられるので(笑)。でも、味噌もドロドロのとんこつも好きですし、これが絶対!というのはないです。ラーメンという食べ物が好きなんですよね」
―東京にはラーメン店が集中している街がありますが、その中でお気に入りの街はありますか?
「そうですね…。みんな好きなのですが、その中で一つと言われれば、やっぱり、吉祥寺ですね。それは大学の頃からよく吉祥寺でラーメンを食べていたので、その思い入れが強いんですよね。また、ラーメンに目覚めたのが池袋だったんですよ。だからその2つの街はお気に入りというか、こうなるきっかけを与えてくれた街として思い入れがあります。
あと、2月17日にこの本でも紹介した吉祥寺の武蔵家さんで出版イベントをします! なんとラーメン一杯とこの本がセットで1500円。とってもお得ですよ。その場でサインもさせて頂きます。すごく楽しみですね」
(後半は2月19日配信予定!)
■出版記念サイン会を吉祥寺「武蔵家」で開催!
本谷亜紀さん初のラーメン本出版記念サイン会「ハッピー本谷アワー」が吉祥寺の人気ラーメン店、武蔵家で開催されます! 当日はラーメン630円と書籍1365円を、セットで1500円で販売! しかもその場で本谷亜紀さんがサイン!(※本を持ち込む場合は、ラーメンを500円で提供させていただきます)
日時:2013年2月17日(日)17:00〜19:00(2時間限定)
場所:武蔵家(武蔵野市吉祥寺南町1-8-11 弥生ビル1F)
大学在学中は“ラーメン女子大生”として、メディアなどに出演しラーメンを紹介してきた本谷さんだが、この本では本当にお勧めしたい東京の40軒のラーメン店をはじめ、地方の名店なども網羅。ラーメンが食べたくなる写真もばっちり掲載されている。
というわけで、新刊JP編集部は初めてのラーメン本を出版した本谷さんを直撃! お話をうかがってきた。
(新刊JP編集部/金井元貴)
―女性ラーメン評論家という肩書きは日本で初めてだそうで、ちょっと意外だったのですが、まずどうしてラーメン評論家の道を選んだのか、お聞かせいただけますか?
「純粋に美味しいラーメンを紹介したいという想いが強かったからですね。でも、女性のラーメン評論家がいないというのは私も調べていてびっくりしました」
―ラーメンが好きな“アイドル”はいますよね。その中で評論家を選んだのは?
「真面目にラーメンと向き合いたいというのがすごくあったんです。アイドルは少しキャッチーな印象がありましたし、評論家という肩書きを背負うことで覚悟も生まれました」
―本谷さんは子どもの頃からずっとラーメンが好きだったんですよね。
「これは親の影響が大きいですね。父親が麺好きで、3食お米を食べるように、ラーメンを食べていたくらいでした(笑)。だから、年間350杯も食べるの?と驚かれるんですけど、1日1食と考えれば珍しくないと思います」
―でも、毎日食べてくると飽きが来ないのかなと思いますが…。
「全然来ないですね。やっぱり麺、スープ、その組み合わせで何百種類にも広がりますし、バリエーションもすごく豊富なんですよ」
―確かにラーメンにはいろいろな味がありますからね。
「そうなんです! 塩でもしょうゆでも、少しテイストを変えれば全く違う味に変わります。ただ、ずっと味噌ラーメンを食べていると、ちょっと今週は控えようかなと思うことはあります(笑)」
―お店に食べに行った際に、具のトッピングはされますか?
「初めて行くお店は、そのお店の一番のお勧めを食べようと思っているので、なるべくしないようにしています。でも、いつもあまりしないですね。トッピングするんだったら、もう一軒行きたいです。唯一、ワンタンがあれば、トッピングしちゃいます。大好きなんですよ(笑)!」
―毎日のようにラーメンを食べていて、体型の維持や健康面について気を付けていることも多いと思いますが、何か対策などはされているのですか?
「いろいろな方に聞かれるんですが、実は太り始めているんです…。ラーメンを食べない子よりはかなり太ってきているんですけど、それでも私はラーメンを食べたいんですよね。
それで、気を付けていることですが、ラーメンも普通の人よりたくさん食べるけれど、その分、野菜も食べて代謝を良くするようにしています」
―野菜たっぷりのタンメンを食べたりするんですか?
「そういう風に摂ることもありますが、朝に野菜をたくさん食べたり。野菜は一日に一回、たくさん摂るようにしています」
―そして今回、初めての単行本となる『日本初の[女性ラーメン評論家]になっちゃいました!』が出版されました。書籍が完成されて、今、どのような想いですか?
「実は去年、自分から出版社に企画を持ち込んだこともあったんですよ。ただ、知名度不足でバッサリ切られてしまって…。そういう中で、自分の出したいスタイルで、ラーメンの魅力を表現できる出版社と出合えたことが良かったです。また、完成したのを見て、やりたいことをやり尽くしたなと思いますね」
―つまり、自分が本当に好きな店、お勧めしたい店を書き尽くせた、と。
「そうですね。テレビではスタッフさんが用意したお店の評論をすることが多いのですが、この本はお店の選定から全部自分で決めましたから、本当に好きなお店のみ載せています」
―この本は東京のラーメン店が中心に掲載されていますが、各地方の名店もしっかり押さえているのがポイントだと思います。
「そうなんですよ。ラーメンって東京だけじゃないんです。地方もすごく美味しいし、個人的に遠征が大好きなんで、そのワクワク感が少しでも伝わればいいなと思います。東京じゃありえないようなラーメンがありますよ」
―色のインパクトでいえば、富山にはスープが真っ黒なラーメンがありましたよね。
「“富山ブラック”ですね。大好きです。こういう美味しいお店がたくさんあるので、少しでもスペースをもらって掲載したいと思っていました」
―ラーメンは、そのスープのベースによって味が大きく変わりますが、この本はいろんな味を網羅していると思います。本谷さんが特に好きな味はなんですか?
「基本的には塩やしょうゆのようなさっぱりした味が好きです。毎日食べられるので(笑)。でも、味噌もドロドロのとんこつも好きですし、これが絶対!というのはないです。ラーメンという食べ物が好きなんですよね」
―東京にはラーメン店が集中している街がありますが、その中でお気に入りの街はありますか?
「そうですね…。みんな好きなのですが、その中で一つと言われれば、やっぱり、吉祥寺ですね。それは大学の頃からよく吉祥寺でラーメンを食べていたので、その思い入れが強いんですよね。また、ラーメンに目覚めたのが池袋だったんですよ。だからその2つの街はお気に入りというか、こうなるきっかけを与えてくれた街として思い入れがあります。
あと、2月17日にこの本でも紹介した吉祥寺の武蔵家さんで出版イベントをします! なんとラーメン一杯とこの本がセットで1500円。とってもお得ですよ。その場でサインもさせて頂きます。すごく楽しみですね」
(後半は2月19日配信予定!)
■出版記念サイン会を吉祥寺「武蔵家」で開催!
本谷亜紀さん初のラーメン本出版記念サイン会「ハッピー本谷アワー」が吉祥寺の人気ラーメン店、武蔵家で開催されます! 当日はラーメン630円と書籍1365円を、セットで1500円で販売! しかもその場で本谷亜紀さんがサイン!(※本を持ち込む場合は、ラーメンを500円で提供させていただきます)
日時:2013年2月17日(日)17:00〜19:00(2時間限定)
場所:武蔵家(武蔵野市吉祥寺南町1-8-11 弥生ビル1F)