メルカートは常に開いている。パリ・サンジェルマン(PSG)のレオナルドSD(スポーツディレクター)の言葉だ。実際、PSGはイタリアへの注目を続けている。ナセル・アル・ケライフィ会長は、クオリティーと価格の関係が最高な若手が豊富な場所を考えている。そこで、MFマルコ・ヴェッラッティに続いて、ナポリFWロレンツォ・インシーニェという可能性が出てきたのだ。

フランスのメディアは、ヴェッラッティの活躍から、PSGがイタリアのこれからのタレントに新たに注目するようになっていると報じた。そのPSGが6月に獲得したFWエセキエル・ラベッシの穴を埋めているインシーニェに目が止まるのは当然だ。21歳のインシーニェは、アル・ケライフィ会長が言う「未来のリオネル・メッシ」に投資するという方針に完璧に合う選手だ。

ただし、PSGには1月にブラジルから4000万ユーロ(約40億円)以上でMFルーカスも加わる。そのため、カルロ・アンチェロッティ監督はすでに十分ともしているのだ。

一方、マルセイユFWロイク・レミーは1月にフランスに別れを告げるかもしれない。同選手には以前からトッテナムが関心を示しており、8月末にはチェルシー移籍の話もあった。本人は続けることを選んだが、クラブは大幅カットの方針を続けており、1月に退団する可能性がある。少なくとも、ジョゼ・アニゴSDは興味深いオファーが届いた際の放出の可能性を排除していない。昨年1月、トッテナムは2000万ユーロ(約20億円)をオファーしていた。