10日放送、「世界まる見え!テレビ特捜部」(日本テレビ)では、「世界は女が大騒ぎSP」というテーマで世界各国の様々な女性を紹介した。

その中で、同番組は、韓国で放映中の異色番組を取り上げた。北朝鮮から脱北した美女16人が登場する『今会いに行きます』は、日本でいう明石家さんまが司会を務める「恋のから騒ぎ」のようなバラエティー番組だ。

脱北前、「宣伝カーの上から路行く勤労者に国の政策を宣伝する」という“宣伝隊”にいたユ・ヒョンジュは、番組内で宣伝を頼まれると「我々は今アメリカ帝国主義と南朝鮮かいらい政権の悪質な思想文化的進入と謀略活動により、苦しい生活を強いられている。卑怯者よ!去りたければ去るがいい!我々は最後まで社会主義を守り抜く」と強い口調で再現しつつ、「といった翌日に脱北した」と司会者を笑わせた。

また、番組では北朝鮮の恋愛事情についても触れており、出演者のイ・ソヨンは「北の軍隊にいた時の彼は米や衣服を供給する仕事していた人」「軍隊では物資を握っている人がもてはやされるんです」「軍隊では恋愛禁止なので、静まってからトイレで会うしかありませんでした」「一年後は抱擁もした。しかし、あの頃キスなんてとんでもなかった」と語ったが、その後については、「物資を握っているので、幹部の娘をくっつけられて別れた」と説明。すると、他の出演者も、「28歳で脱北するまで、手をつないだだけで子供ができると思いました。ある日、3年付き合っていた恋人に突然手を握られて気絶しちゃった」という驚きの告白も飛び出した。

さらに、韓国の男性の印象について訊かれると、「男性の喋り方が気持ち悪くて鳥肌がたちました。北朝鮮男性は命令口調」「韓国男性は丁寧すぎる」「韓国のアナウンサーがナヨナヨして気持ち悪かった」と答え、男性においては北の方が勇ましいと話したが、番組後半、脱北した美女たちは脱北中に家族が人身売買で行方不明となり、北朝鮮に戻されて亡くなったと語るなど、涙を流す場面も――。

この番組が紹介されると、スタジオでは所ジョージが「すごい番組ですね」と感嘆の声をあげ、ジャーナリストの石丸次郎氏も「この番組ですね。めちゃめちゃ面白いですよ。脱北者の間で大評判になっている」と紹介した。

なお、韓国の東亜日報は、8月18付の記事で、同番組がきっかけとなり、脱北女性が人気コンテンツ化しており、類似の番組が増えていると伝えている。

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