ナポリには11日、早くも今年最初のトロフィーを獲得するチャンスがある。ユヴェントスとのスーペルコッパだ。アウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、昨季のコッパ・イタリア優勝に続いて、スーペルコッパも制したいと願っている。すでに北京入りした同会長は、次のように語った。

「我々はさらに勝つためにスーペルコッパを制したい。ナポリをここに連れてくることができて、私は満足しているよ。もちろん、両チームのサポーターには申し訳なく思う。だが、イタリアサッカーは(中国での開催を)必要としているんだ」

「我々のサポーターが大勢でここに来ることはできなかった。だが、彼らは我々のハートにいる。このトロフィーは特に我々ナポリの人間にとって重要なんだ。何年も待ち続け、コッパ・イタリア優勝によって手にした勝利を、さらに続けていくためにね」

また、デ・ラウレンティス会長はサポーターに、ロンドン・オリンピック敗退で戻ってきたばかりのFWエディンソン・カバーニの出場も約束している。

「この数日でガソリンを入れて、ピッチに立つだろう。彼はゴール前で決定的な選手だ。だが、チームのためにたくさん走る選手でもある。(エドゥアルド・)バルガスのことも私は気に入っているよ。インテリジェントなアシストをしている。あとは(ワルテル・)マッツァーリ監督のイタリア語に慣れるだけさ。攻撃陣はこれでいい。むしろ、(フェデリコ・)バルザレッティから断られる前から、我々はサイドの解決策を検討しているんだ。ただ、(リヨンDFアリ・)シソコは来ない」

新シーズンに向け、デ・ラウレンティス会長は次のように野心を掲げている。

「今年の我々は素晴らしいリーグを戦うことになる。名門クラブがたくさんそろったリーグだ。セリエAは面白く、刺激的になると思うよ。我々も準備ができているし、すごくモチベーションを感じている。八百長スキャンダル? 何も評価はしたくない。まずは、はっきりと状況が分かるまで、すべてが終わるのを待ちたい」