雲南省昭通市の湿地内の湖でこのたび、レンギョと呼ばれるコイ類の養殖魚約10トンが変死し、数千匹の死骸が水面に浮かんだ状態となっていることが分かった。中国新聞網が伝えた。

 死んだ魚は500グラム〜2.5キロほどまで大小さまざま。単純計算すれば、約4000〜2万匹の魚が死んだことになる。レンギョの養殖を行っている業者は死骸を土に埋めて処分しており、被害金額は10万元(約130万円)以上と見られている。

 湖は糞尿やポリ袋、白濁した油などで汚染された状態。魚が大量死した原因について養殖業者では、干ばつや過度な取水で湖の水量が低下し魚が酸欠になったことや、近隣の家庭や企業から出される排水が原因ではないかと見ている。(編集担当:西山正)