ジャック・ケルアック原作の映画『オン・ザ・ロード/On the Road』が5月23日、第65回カンヌ映画祭で公開された。この作品でクリステン・スチュワートが観客にかなりの印象を残したのは間違いないだろう。


クリステンは劇中に何度もヌードで現れ、3人でのセックスにも挑戦している。この作品は彼女にとって、『トワイライト』のイメージを払しょくするものになるだろう。とはいっても、『トワイライト』にもまた、性的な部分はあるのだが。

カンヌでの記者会見に出席したクリステンは、自分の決断はシンプルだと語っている。「やってみたかったの」と、クリステン。「自分を追い込むのが好きなの。自分を怖がらせるのもね」

『On the Road』に関しては、かつて原作者のケルアック自身が1950年代後半に映画化を試みていた。だが結局これは実現せず、本作のウォルター・サレス監督によってついにスクリーンに登場した。

映画は、ケルアックをモデルにした主人公サル・パラダイス(サム・ライリー)と、ビート世代に影響を与えたニール・キャサディをモデルにしたディーン・モリアーティ(ギャレット・ヘドランド)の旅を描いたロードムービーに仕上がっている。クリステンが演じるのは、キャサディの最初の妻ルーアンだ。

その他の出演はエイミー・アダムス、キルスティン・ダンスト、ヴィゴ・モーテンセン、ドラマ『MAD MEN』のエリザベス・モス、スティーヴ・ブシェミら。全米公開は今年の予定で、日本公開は決まっていない。続報を待とう。