19日に行われたインテル対ジェノアのコッパ・イタリア5回戦で、39歳のジェノアサポーターが試合前に警官と殴り合い、負傷してミラノの病院へ運ばれた。

警察によると、酔った状態でサン・シーロの入場ゲートにやって来たサポーターは、警官から身分証の提示を求められるとこれを拒否。スタジアムへの入場が認められず、警官がサポーターを交番へ連れていくと、酔っていたからか、何か特別な理由があったのか、男性は怒りを爆発させて警官に乱暴をしようとした。

警官の同僚が食い止めようと割って入ると、2人は揉み合った末に倒れ、頭を打った男性は重傷を負って病院へ運ばれた。深刻な状態だが、命に別条はないという。インテルのクラウディオ・ラニエリ監督は、この件について次のようにコメントしている。

「イタリアサッカー、そしてイタリア社会の悪いところだ。今夜の出来事はよろしくないことだよ。映画館や劇場へ行くのと同じように、スタジアムへも行かなければいけない。いつかそれができるようになるのかどうかは分からないけどね」