ミランがFWアレシャンドレ・パトを約1カ月失うことになった。パトは18日に行われたコッパ・イタリア5回戦のノヴァーラ戦で、延長戦途中に負傷。検査の結果、ミランは左大腿二頭筋の損傷で、3〜4週間の離脱になることを発表している。

ミランは2月15日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグで、サン・シーロにアーセナルを迎えるが、パトは出場が大きく危ぶまれている。

ノヴァーラ戦後、パトの恋人でオーナーの娘であるバルバラ・ベルルスコーニ女史は、「すぐに治るでしょう」と話していた。

パリ・サンジェルマンへの移籍騒動や、インテルとのダービーを落としたことで、パトにはテレビ番組「ストリッシャ・ラ・ノティツィア」から、世間を賑わすニュースを起こした人物に皮肉を込めて贈られる「金のバク賞」が贈られた。同選手は「この2つ目の『金のバク』が、ミランとそのすべてのサポーターに幸運をもたらすことを願っている」と話している。

なお、ミランは19日、レッチェからMFジャメル・メスバフを獲得したことを正式に発表した。契約は2016年6月30日までで、背番号は15となる。また、DFタイェ・タイウォの放出が濃厚で、同選手の代理人はQPRへのレンタル移籍に向けて交渉している。

一方、FWステファン・エル・シャーラウィの代理人は、『Calciomercato.it』で、「彼は監督やクラブ、ミランの環境から高く評価されている。最近は何度も繰り返しているが、ミランから動くことは決してない。少なくともシーズン終了まではね。7月にどうなるかを見てみよう」と、今季中の移籍を否定している。